自殺した妻ケイト・スペードに、夫が真夏にクリスマスツリーを捧げた理由

　アメリカのファッションデザイナー、ケイト・スペードの夫が、亡き妻にクリスマスツリーを捧げている。　今年6月、うつ病及び不安神経症との闘病の末に自ら命を絶ったケイトに対して、夫アンディ・スペードと、13歳になる娘ベアちゃんが、季節を越えて感謝の意を表した。

今年6月に亡くなったケイト・スペード

　先月31日（火）ケイトの死後初めて投稿したインスタグラムで、アンディは荒野に1本立つ木にクリスマスの装飾をした写真を投稿し、こう綴った。「1962年クリスマスイブに彼女は生まれた。ミッドウェスト（米中西部）の荒野、そして都市が彼女は大好きだった。幸運にもこの辛い時期に私と娘を泊めてくれる親友達がいた」「この木は、その家のそばにぽつりと1本立っていた。カラフルで少し時代錯誤の電飾をアマゾンだかターゲットで注文した。別の親友がとても長い延長コードをくれた。ベアと私はダンボールを切り、そこにレイノルズのアルミホイルを巻いて星をこしらえた。毎年クリスマスにするのと同じように」

Andrew Spadeさん(@andyspade)がシェアした投稿 – 2018年 7月月30日午後10時15分PDT

　ケイトの自殺原因については様々な憶測が飛び交い、一部メディアは夫婦不仲説を報じた。これについて、アンディは声明を発表。「別居はしていたが、離婚の話は出ていなかった」こと、さらにケイトがここ5年ほど「鬱に悩んでいた」という事実を明らかにしている。　ケイトの死後、ニューヨーク・タイムズ紙に寄せられたアンディの手記にはこう綴られていた。「ケイトはこの世界で最も美しい女性でした。私が知る中で最も優しい人物であり、私にとっては35年来の親友でした。娘と私は彼女の死に打ちひしがれており、彼女なしで人生を送っていくことを考えることもできません。私たちは深く傷ついており、彼女がいないことをすでにさみしく思っています」　2016年にケイトが娘の名にちなんで立ち上げた新ブランド「フランシス・バレンタイン」のインスタグラムに先月、ケイトとアンディが肩を組んで微笑んでいる写真が投稿された。