アナタは不倫の経験はありますか？ 　ないと思っている人でも、もしかしたら相手は既婚者だったかもしれません。 ……というのも、既婚を隠して口説いてくる男性が一定数いるのもさることながら、男性側が離婚したつもりでも、実際に離婚していなかったパターンもあるのです！ 　バツイチと言っていた（当の男性本人もそう思っていた）彼氏が実は妻帯者だったという、最悪な経験をした芽衣さん（仮名・36歳・会社員）から話を聞きました。 「彼とはクラブで知り合いました。高身長ですが、顔は小籔似で決してイケメンではないです（笑）。ナンパでしたが、話が面白かったのでとてもイメージ良かったですね」 　付き合ってたんですよね？ 「はい。最初のうちは彼の方が押せ押せモードだったのですが、彼と過ごす時間が楽し過ぎて、4回目のデートで私から告って付き合う事になりました。 　彼はバツイチのシングルファザーで、5歳の息子と2人暮らし。土日は息子さんと過ごすので、会えなかったのですが、家族を大事にするところも尊敬できるし、不満はありませんでした。むしろ4年ぶりにできた彼氏だったのでとても幸せでした。でも……」 　疑り深い筆者だったら、土日に息子さんと本当に過ごしているのか、プチストーカーしてしまいそうですが……。でも……!? 「付き合い始めて半年くらい経ったある日、彼のLINEアカウントから恐ろしいメッセージが来たんです」 　その内容は“私は妻です。あなた何を勘違いしているんですか？ 訴えますよ？”という恐ろしい言葉。 　誠実で優しい彼のLINEメッセージは、その日を境にブロックしたいほど、開きたくもない画面になってしまったといいます。 「こんなLINEが来るって事は、バツイチは嘘で上手くいっている家庭があって、土日は家族サービス（妻含む）しているから会えなくて、私は不倫に巻き込まれただけ!? しかも訴えられたら私……どうなるの!?」 　彼の裏切り!? 妻からの脅迫!? 想像するだに心臓が押し潰されそうな状況です。 「嫁（!?）からのLINEは毎日続きノイローゼになりそうでしたが、彼の事を信じたい気持ちも捨て切れず、そのうち“元嫁が頭おかしくなっちゃってごめん！”なんて彼から連絡が来るんじゃないかと思って、目を伏せたくなるような内容のLINEも毎回開いていました。心は完全に折れていて、毎日涙が止まりませんでした」 　そのLINEの内容はというと。 “30半ばにもなって若い男（彼は27歳）にうつつを抜かすなんて、人として恥ずかしくないのか？” “彼の浮気は許せないけど、息子もいるので別れる事は絶対にない” “不快な思いをしたので、出るトコ出ても良いし、慰謝料の請求はさせてもらいます” 　等々、数えきれないほど。人を見下すような、きつい内容が多かったとのことです。 「慰謝料については知り合いに相談したりして“相手が独身と偽っていた場合は支払う義務はない”という事は分かったので、そこの心配はしていませんでしたが、なにより心がボロボロでした。 　2週間くらいそれが続いて、もう諦めた方が良いのかと思い始めた頃……彼からLINEが来たんです」