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「レスのくせに」不倫した夫への仕返しに、外で“解消”したら夫婦関係が激変

不倫発覚、その後。 Vol.6>  不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんがレポートする、不倫発覚後の“夫婦の行方”。(以下、亀山さんの寄稿)
不倫された妻のモヤモヤ

写真はイメージです(以下同じ)

 夫の不倫が発覚後、夫にキレまくったあげく、力関係が一気に逆転したと話す妻がいる。サトエさん(43歳)だ。26歳のとき、4歳年上の夫と結婚。ひとり娘は中学生になった。夫が部下の女性とつきあっていることを知ったのは1年半ほど前だ。

夫の携帯に、浮気相手との生々しいやりとり

「携帯でのメッセージのやりとりを見ちゃったんですよ。たまたま夫が家に忘れていったスマホに仕事関係の資料みたいなものが入っているから転送してほしいと連絡してきたんです。そのついでにメッセージを見てしまった。今まで携帯なんて見たことなかったのに。まあ、夫に若干、アヤシイ行動があるなとは思っていたんですけどね」  夫も見られることはわかっていただろう。それでもあえて妻に資料を転送することを頼まざるを得ない状況だったらしい。 夫のスマホ「夫としては断腸の思いだったかもしれませんね。だって、メッセージのやりとりは、それはそれは生々しいものだったから。バカップルじゃんと思うくらい、“行為”のことばかり。夫は彼女に裸の写真を送るよう頼んでいて、また彼女がきちんと送っているんですよ。こんな写真、もっと見えないところに隠して何重にも鍵をかけておけばいいのにと思いました」

ずっと夫婦生活がなかったのに、外で楽しんでいたの?

 その晩、夫が帰宅するなり、サトエさんは娘に気づかれないよう、小声で「はい、アウト」と告げた。夫は一応、なにごともなかったかのように食卓についたが、顔色は悪く、目だけがきょろきょろして妻の顔色をうかがっていた。 「その後、夫婦の寝室で夫は土下座。会社のイベントで知り合った若い女性で、恋愛相談に乗っているうちに自分が彼女に乗っちゃったらしいです(笑)。  うちは長いこと夫婦生活がなく、娘の中学受験でも私は神経をすり減らしていた。そんなときに自分だけ浮気ですか、巨乳のおねえちゃんと楽しんでいたんですかってさんざん嫌みを言ってやりました。結婚して初めてでしたね、あんなに怒ったのは」  家庭の運営や子どもの教育など、どれが正解と言えないような長期にわたる問題を妻だけが抱えている間、夫は外で女とちゃらちゃらしているのだ。妻の怒りはそこにある。どうして家庭に、妻に、子どもにもっときちんと向き合おうとしないのか。 謝罪する夫、許せない妻「私だってパートとはいえ、ほぼフルタイムで働いているんです。だから家庭を大事にする気がないなら別れましょう、娘には会わせないけどねと言うと、夫は心を入れ替えるからと涙目になっていました。彼は娘を本当にかわいがっていますから、娘に会えないというのは殺し文句になったみたいですね」

夫ばかり“いい思い”をしていたのが許せなくて

 夫は心を入れ替えたというし、アヤシイ行動もなくなったが、サトエさんのモヤモヤは消えない。 「夫に対して、自分ばかりいい思いをしやがってという憎悪がわいてきてしまったんですよね。このままだと私が潰れるなあと思い、夫に『私もこれからは少し自由時間をもらう』と宣言しました。たとえば土曜日、娘が部活でいないから私も夜まで出かけるとか。ちょうど独身の女友だちがつきあってくれるというので、ある土曜日に出かけたんです」
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男性とホテルや、ハプニングバーにだって行く
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