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「3時のおやつ」がダイエットにうれしい理由2つ

 こんにちは。ビューティーフードアドバイザーの高木沙織です。  有名なカステラのCMで「3時のおやつ」というフレーズが広まったこともあり、“おやつを食べる時間は午後3時”、という認識がある人は少なくないと思います。実はこれ、私たちの体にとって理にかなったことだったのです。 3時のおやつは理にかなっていた

3時のおやつが良いのはなぜ?

 私たちは、生活リズムの働きを整える「BMAL1(ビーマルワン)」というたんぱく質の一種を体内に持っています。このBMAL1は脂肪をため込むのを助ける性質があり、別名「肥満遺伝子」と呼ばれるもの。そして、一日の中でも時間帯によって数が変わることが明らかになっています。  簡単に言うと、BMAL1が多い時間に食事をすると太りやすく、少ない時間に食事をすると太りにくいということ。BMAL1が多い時間帯は午後10時~午前2時頃、少ない時間帯は午後2~3時頃。BMAL1が少ない時間帯は食べても比較的太りにくい時間帯とされているので、おやつを食べるのなら午後3時のタイミングが望ましいのです。 15時はちょうどいい時間

お茶も3時がいい

 お茶の時間には、コーヒーや紅茶、緑茶などを飲むことが多いでしょう。これらに共通しているのは、ポリフェノールが含まれるということです。 お茶も3時がいい ポリフェノールは、光合成によってできる植物の色素や苦味、渋みの成分となる化合物の総称で、老化、疲労、生活習慣病などの原因とされる活性酸素を抑制する抗酸化作用を持つことでも知られていますよね。  そんなポリフェノールなのですが、水に溶けやすく吸収されやすいので、摂取30分後には体内で抗酸化作用を発揮しはじめると言われています。  また、たくさん摂取したからと言って体内に貯蔵できずに排泄されてしまうので、即効性はあっても効果は2~3時間しか続かないそう。なので、ポリフェノールはこまめに摂ってあげることをオススメします。12時のランチから3時間後の午後3時のお茶タイムはタイミング的にも◯。  カフェインを含むお茶であっても、このくらいの時間であれば夜の睡眠にあまり影響しないでしょう。  午後3時という時間は、ちょっと疲れてきて仕事も家事もひと息つきたいタイミングでもあります。みなさんも、“3時のおやつとお茶”の時間を上手に取り入れて、ダイエットや美容・健康に役立ててみませんか? <文/高木沙織>
高木沙織
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi
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