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男はダサい服を着た女が好き。オシャレとモテは両立しない?/峰なゆか

 オシャレしたいし、モテたいし、女ウケも欲しいし、痛いって思われたくないし……。そんな女性の欲望を、漫画『アラサーちゃん』の作者・峰なゆかさんが描いたイラストエッセイ『オシャレな人って思われたい』(11月28日発売)。  まずは「オシャレとモテって両立しなくないか?」という大問題に峰さんが斬り込みます(以下、峰さんの寄稿)。

男が逃げないギリギリのオシャレラインってどこ?

 男はダサい服を着た女が好き。  これは覆すことのできない宇宙の真理です。 オシャレな人って思われたい(峰なゆか)1 そこですべての女は、オシャレを捨てて男をとるか、男を捨ててオシャレをとるかの二者択一を迫られてきました。モード誌『ヌメロ・トウキョウ』を読むような女性はだいたいの場合後者をとってきたと思うのですが、それでもたまに、彼氏がいなさすぎるときだとか友達が相次いで結婚したときだとかに日和ってダサめの服を着て合コンに参加してみたりすることもあります。案の定モテます。 オシャレな人って思われたい(峰なゆか)2 ところがダサい女を好むような趣味の男と付き合ったところで、デートでは創作和食隠れ家居酒屋(チェーン店)に連れていかれ、自宅はアルミラックと無印のポリプロピレン収納ケースで構成されていて、最悪のパターンとしては大学生の頃とかにノリで買ったチキンラーメン柄とかのおもしろ柄トランクスをまだ穿けるという理由で真顔で穿いていたりするわけです。 オシャレな人って思われたい(峰なゆか)3 箪笥の中を牛乳パックで仕切って便利に使っているかもしれませんね。想像するだけで目がつぶれそうです。「わざわざアースミュージック&エコロジーの服一式揃えたのに得られるのがおもしろトランクスかよ……」という絶望。「こんなんなら男とかいらねえし!!」という諦観。  そして絶対にワンシーズンしか使わないモスキーノのファストフード柄のバッグに金をぶっこんでしまう生活に戻るわけですね!!  とはいえ私もダサい女を好む男ばかりを責めることはできないのです。だって私もオシャレすぎる男の子にたいしては「へえ~……オシャレだな~……」とか思うけど、「キャッ、ヤリたい!」みたいな気持ちには正直ぜんぜんならないし。 オシャレな人って思われたい(峰なゆか)4 じゃあ、性欲がギリギリ失われないラインで、できるだけオシャレ、オシャレ偏差値でいうと60~65の男子はどんなところかというと、『POPEYE』の提唱するシティボーイなのではないだろうか!? ダサくない。奇抜じゃない。オシャレ偏差値50の女には「オシャレ♪」と思われ、オシャレ偏差値60の女には「なんか私たちって趣味合うよね☆」と思われ、オシャレ偏差値70の女には「恋愛対象として見られる!」と思われるあの感じ!  ということは、シティボーイのようにオシャレとモテを両立できるいいとこどりな存在の女版もあるのではないだろうか!? 私たちは非モテorアースの二択以外の選択肢を選ぶことができるのではないだろうか!? そういったずるい女のことを研究し、目指してゆく所存です。
オシャレな人って思われたい(峰なゆか)表紙

23のテーマでオシャレの真髄に迫るイラストエッセイ。「あるある」が止まらない…

<文・絵/峰なゆか>
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