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結婚後、メンヘラに豹変した妻。夫が精神的DVに耐えつづけた理由

ぼくたちの離婚 Vol.9 あなたのせいで、わたしは不幸 #1】 「妻の皆子(仮名、現在43歳)は、いわゆるメンヘラでした。典型的な束縛依存型の精神的DV(ドメスティック・バイオレンス)人間です。交際している時は、まったく気づきませんでしたが……。今は離婚を前提に別居中です」 ぼくたちの離婚 Vol.9 #1“銀縁メガネをかけた瑛太”を彷彿とさせる東京在住の田崎博さん(仮名、現在38歳)。職業はクリエイターだ。ギリギリ支障ない範囲まで明かすなら、「言葉を使った作品づくりをしているフリーランス」。やや早口のしゃべりは論理的だが威圧的ではない。物腰は常に柔らかく、低姿勢。見るからに優しそうな人だ。インタビューされている立場なのに、筆者の話にも丁寧に相槌を打ってくれる。

永作博美似の守ってあげたい同業者

 田崎さんが同業者の皆子さんと出会ったのは、2014年の暮れ。皆子さんが39歳、田崎さんが34歳の頃で、田崎さんが関わっていた仕事に皆子さんが途中からサポートとして加わった。年齢は皆子さんが上だったが、キャリアは田崎さんのほうが長く、しかも“売れっ子”だったので、田崎さんが皆子さんにアドバイスする機会が多くなり、2人で食事をする仲へと発展する。 「皆子は地味で控えめで、自分の意見を言わない女性でしたが、仕事に対してはとても真面目で向上心がありました。僕としては、仕事で僕を頼ってくれるのがすごく心地良かった。顔は永作博美似で、身長は146、7cmくらい。童顔で小柄。守ってあげたいなって」  2年ほど“仲のいい先輩後輩関係”を経た2017年4月、田崎さんから言い寄って交際がスタート。田崎さん36歳、皆子さん41歳、順風満帆だった。しかし田崎さんは、皆子さんのあることが少しだけ心に引っかかっていた。
※写真はイメージです

※写真はイメージです(以下、同)

秘密が多いんです。この仕事につく前は複数の会社でOLをしていたらしいんですが、いつ、どんな会社で、何をしていたかを聞いても、ごまかして教えてくれない。山陰の某県出身で高校まで地元にいたとは話してくれましたが、出身大学は教えてくれない。“写真は嫌いだから”と学生時代や若い頃の写真も一切見せてくれない。元同僚や昔の友達の話もまったく出てこないんです。 TwitterもFacebookもInstagramもやっていない……と言われたので、友人関係をたどることもできません。皆子の仕事仲間と話しても、彼女の過去を知っている人は、ひとりもいませんでした」  年齢は、結婚のプロポーズをした日まで教えてくれなかったという。 「最初は『同い年くらいかな? それにしては若いな』と思ってたんですが、実は5歳も上でした」  とはいえ、学歴や年齢などどうでもいいと思っていた田崎さんは、別段不信感は抱かなかった。プロポーズは2017年6月。交際開始からたった2ヶ月しかたっていない。なぜそんなに急いだのか。 「直前に短期間だけ付き合っていた彼女から、別れる時に『あなたは恋愛に積極性がない。夜の営みにも前向きじゃない』と手厳しく言われたんです。たしかに性欲はあまりないほうですが、なにくそと思って、次に付き合う人にはグイグイ行こうと心に決めていました。 もし結婚して、そのことが元カノの耳に入ったら、びっくりするだろうなという期待も、どこかにあったと思います」
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プロポーズの直後、地獄の予兆が…
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