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インフルエンザでも出社を強要するブラック上司。感染拡大でひどいトラブルに…

 毎年1~2月にかけてピークを迎えるインフルエンザ。今年は1週間ごとの患者数が過去最高を記録する自治体もあり、例年以上のペースで猛威を振るっています。
インフルエンザ マスク 風邪

写真はイメージです(以下同じ)

 実際、インフルエンザで仕事を休む人も増えていますが、怖いのは職場内での流行。学校のような学級閉鎖はありませんし、単なるカゼと思い込んだうえ、「会社に迷惑をかけられない」と体調不良をおして出社したことで、周りの同僚らに感染させてしまうこともあるようです。

人手不足と納期が重なり、上司がますますブラック化

 体調管理に人一倍気を使い、ここ数年はカゼすらひいたことすらなかったという竹村晴美さん(仮名・28歳/ゲーム制作会社)ですが、昨年インフルエンザに感染。これも同僚にうつされたことが原因だったといいます。 「冬場は予防として仕事中もマスクを着けていたのですが、会社の男性社員の多くは未着用。昨年はいつもの年に比べて、ゴホゴホしてる人が多かったので、マスク以外にも手洗いやうがいなどをマメに行っていたんです」  というのも彼女が勤めるのはゲームやアプリ開発を行う下請け会社。慢性的な人手不足のうえ、納期が近いと泊まり込みで作業を行うスタッフもいるそうで、なかには見るからに体調の悪そうな同僚もいたとか。 「私は総務担当で残業もほとんどないですけど、制作部門は身体の調子が悪くてもとても休めるような雰囲気ではありません。現場を仕切るチーフがキツめの方で、部下の欠勤も認めようとしないタイプ。  言い方はソフトですけど、意訳すると『這(は)ってでも来い!』と言っているのと同じ。いわゆるブラック上司ってやつです(笑)」 上司 昨冬のある日、制作部門の20代半ばの男性社員Mさんが顔色も悪く、激しく咳き込むなど見るからに体調が悪そうでしたが、心配して声をかける同僚もいたものの、チーフは見て見ぬフリ。  実は、このとき納期が複数重なっていつも以上に忙しかったうえ、作業も予定より遅れていたため、制作チームは連日の深夜残業を余儀なくされていたそうです。 「翌朝、Mさんから病院に寄ってから出社するとの連絡があり、私が対応したのですが電話越しにも体調が悪いのが伝わってきました、本来は上司であるチーフに直接連絡するのですが、まだ会社に来てなかったので出社後に伝えると、表情はみるみるうちに険しくなりました」

インフルエンザの報告を受けるも上司は引き継ぎのための出社を強要

 その後、診察を終えたMさんから連絡が入りますが、今から出社するという内容ではなく、インフルエンザと診断されたことによる欠勤の申し出。それに対してチーフの口からは部下の体調を案じる言葉は一切出ず、「作業はどうするの?」、「このままじゃ間に合わないよ?」と納期のことばかりを気にしてばかり。しかも、作業の引き継ぎを行うためにMさんに出社を命じます。 「それを聞き、社内で感染が広がる恐れがあるからMさんに自宅に帰るように伝えたほうがいいとチーフを説得しました。ですが『すぐに帰すし、ウチらも全員マスクをするから』と聞き入れてもらえませんでした」 インフルエンザでも出勤強要 会社に来たMさんは足取りも重く、立っているのも辛そうな様子。しかも、チーフはすぐに帰すといいながら、引き継ぎが終わったのは約2時間後。それも「自己管理ができていない」と責め、欠勤することで自分たちがどれだけ迷惑を被るかを話したといいます。 「正直、怒鳴るよりもタチが悪いと思いました。どうして『心配しなくていいからゆっくり休んで』と言えないのか人間性を疑いたくなりましたし、これで感染が広がることも心配でした」  そんな彼女の懸念は、残念ながら的中することに。そこから社内ではインフルエンザにかかる社員が続出。20人程度の小さな会社ですが、6人が感染してダウン。そのほとんどはチーフを含む制作チームのスタッフでしたが、晴美さんも感染してしまったそう。
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ブラック上司に社長が激怒!
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