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ドラマ『3年A組』がベタすぎる理由。菅田将暉の子供っぽい説教もわざと?

 菅田将暉主演の注目のドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質ですー』(日本テレビ系、日曜夜10時半~)。  自殺した生徒の死の真相と向き合うため、卒業まであと10日となった学校で、菅田が演じる美術教師・柊一颯がクラスの生徒29名を監禁し、「最後の授業」を行うという内容です。

クラスメイトを死に追いやった動機がそれ?

 物語の設定や雰囲気から、大いに期待を込めて第一部完となる第5話まで見守ってきました。澪奈(上白石萌歌)を死に追いやった原因に、宇佐美(川栄李奈)の「仲良しをとられた嫉妬」があったり、澪奈にフラれた里見(鈴木仁)の腹いせがあったり、家庭に大変な事情を抱える甲斐(片寄涼太)の「夢に向かって真っすぐ進む澪奈に対する嫉妬」があったりと、動機がことごとく幼稚であることは、ずっと気になっていることでした。  でも、小学生のような幼稚な精神で、クラスメイトを陥れ、そのクラスメイトが亡くなってすらも何も感じないというところに、本当の怖さがあるのだろうと解釈してきました。

菅田将暉の、どストレートな説教を振り返る

 柊先生が毎回、鬼気迫る表情で、生徒たちに熱く語る「説教」が、どストレートでわかりやすすぎるのも、幼稚な生徒たちに理解できるようにという配慮からでしょう。  第一部の「説教」を改めて一気に振り返ってみます。 「過去の自分が今の自分を作る! だから、過去から逃げてるお前も、お前も、極めて幼稚なガキのまま成長が止まってるってわけだ」 「変わるんだ。悪意にまみれたナイフで、穢れなき弱者を傷つけないように変わるんだよ。変わってくれ」 「お前に足りなかったのは、想像力だ。もし自分の家の窓を割られたら、自分の服を切り裂かれたらどんな思いをするのか、その投稿で、いわれのない中傷を受けたらどれほど傷つくのか。お前にはその痛みを想像できなかったのか」 「里見、お前はどうだ? 逆境を乗り越えようとしたか? 傷ついた悲しみを明日の活力に変えられなかった、それがお前の弱さだ」 「真実を明かして、明日と戦え。抗え。もがいてつかめ。生きてるお前にはそれができるんだよ」 「みんなみっともないんだよ。でも、それでいい。それがいい。恥を繰り返して、強くなるんだ。ていうか、恥もかかずに強くなれると思うな」
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多分これは子ども~10代向けドラマ
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