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毒親育ちで結婚・出産を望まない31歳看護師「自分も虐待しそうで怖い」

 ついワンセットにして考えてしまいがちな結婚と出産。  ですが、最近は「結婚はしたくないけど、子供は欲しい」、その逆で「子供は要らないけど、結婚はしたい」という女性も増えています。
出産

写真はイメージです(以下同じ)

虐待と育児放棄を受けていたことがトラウマに

 明るい性格で職場でも面倒見の良さで後輩から慕われている青山恵さん(仮名・31歳/看護師)ですが、彼女は結婚も子供を産むことは考えていないといいます。  ただし、そこには子供のころの壮絶な体験が大きく関係しています。 「私は父親から虐待を受けていたんです。殴る蹴るなどの直接的な暴力は少なかったですけど、食事を抜きにされて給食だけで食いつないでいた日も珍しくなかったですし、真冬の夜にTシャツ1枚で庭に放り出されたことも一度や二度ではありませんでした。  母親もそんな父を止めるわけではなく、週末は夫婦そろって朝から晩までパチンコで私は弟と留守番。正直、ネグレクト気味だったと思います」 毒親 母親もフルタイムで働いており、決して貧しいわけではなかったそうですが、小遣いはなし。両親からは「大学でも専門学校でも行きたければ自分で出せ」と言われたため、奨学金を利用して寮完備の看護学校に進学。  以来、両親とは絶縁こそしていませんが、距離を置いて付き合っているそうです。 「看護師として働き始めた途端、『今まで育ててやったんだから、これから毎月仕送りしろ!』ですからね。一応、義理で毎月3万円だけ振り込んでいますが、『もっとよこせ!』とか平然と言ってくるような人たちです。  仮に結婚した場合、旦那さんだけでなく義理の両親に迷惑をかけるのが目に見えているので……」

両親と同じことをやってしまいそうで母親になる勇気がない

 5年前、当時付き合っている彼氏の希望もあって渋々ながら実家に連れていったことがあるそうですが、両親は相変わらずの毒親ぶりを発揮。  彼氏に年収や実家の資産などをしつこく聞こうとしてドン引きされ、結果的に別れるきっかけになってしまったとか。 「淡い期待を抱いていましたが、あったのは辛い現実だけ。弟もそんな両親をずっと間近で見てきたので、『アイツらが生きているうちは結婚するつもりはない』と言ってます」 毒親 恵さんは子供も作らないと決めています。 「両親みたいに虐待や育児放棄をしそうな気がして怖いんです。“虐待の連鎖”でしたっけ?『虐待を受けた子供は、自分が親になったときに虐待をしてしまう』って言われていますよね。  私も表情や態度には出さないようにしていますが、ささいなことでイラッとすることが結構あって、もし子供ができたら手を出してしまいそうな気がして……。だから、未婚の母になることも考えていません」
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結婚しない条件で付き合ったら…
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