美しい太ももになれるラクチン筋トレ。ガリガリより適度な肉づきが旬
こんにちは。ヨガインストラクターの高木沙織です。
“下半身痩せ”は、女性にとって非常に気になるところですよね。特に、面積の広い“太もも”はスッキリさせたいと思っている方が多いのでは? それも、ただほっそりさせるのではなく、ヘルシーさを感じさせる適度な筋肉がついた太ももが最近のトレンドです。
そこで今回は、“美太もも”を作るエクササイズを紹介していきたいと思います。
ここで紹介するエクササイズにはゴムチューブが必要となります。まずは、太もものお悩みでもっとも多い“内もものプヨプヨ”に効かせるエクササイズからおこなっていきましょう。
内ももと言われる部分に位置する筋肉は、股関節内転筋群。この筋肉は、日常生活ではあまり使われることがなく衰えやすいのが特徴で、内もものプヨプヨだけでなく腰が丸くなって姿勢を悪くする原因にもなります。
1. 椅子に座り、ひざ下にゴムチューブをかける
2. 右足を外に開く
※ひざは曲げたまま
※右の内ももに抵抗をかけながら、太ももを内側に軽く回すように意識する
3. 開く~閉じるの動きをゆっくりと20回
4. 反対側も同様におこなう
続いて、もうひとつ内もものエクササイズをしていきましょう。このエクササイズは、後ろに引いた方の脚は内もも、床についている方の脚は前もものエクササイズにもなります。
1. 床に立位の姿勢になり、左足首と右足の裏にゴムチューブをかける
2. 腰とひざを軽く曲げ、右足を後ろに引いた状態(股関節の伸展)からやや外側に開く(股関節の外転
※背筋は伸ばしたまま
3. 右足を戻す~2の動きをゆっくりと20回
4. 反対側も同様におこなう
もも裏には、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋からなる“ハムストリング”が位置します。日頃から運動不足の方はハムストリングが硬くなりがち。歩行や走りといった脚の動きとも関係する筋肉なので、鍛えるというよりは柔軟性を高めてうまく使えるようにしてあげるとよいでしょう。
床に座って前屈をしてもよいし、椅子に座って足の裏にゴムチューブをかけて床から持ち上げてもよいです(左右それぞれ90秒以上キープ)。
また、ハムストリングが硬いと骨盤が後傾しやすくなって猫背になったり、体幹の筋力が衰えてぽっこりお腹になったりもするのでスタイルアップのためにもしっかりとストレッチをしてあげる必要があると言えます。
ゴムチューブにも強度があり、伸びやすいものから抵抗が強いものまでさまざまです。最初は伸びやすいものを使い、慣れてきたら抵抗が強いものへと変えると、効果的にエクササイズをおこなうことができるでしょう。
ほかにもいろいろなエクササイズに使えるので持っておくと重宝するゴムチューブ。インターネットショッピングやスポーツ用品売り場で購入できるので、チェックしてみては?
<文/高木沙織>
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内もも&前もものエクササイズ

もも裏は柔軟性を高めて

高木沙織
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi