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不妊治療中に妻のメンタルが崩壊。「離婚したいけど、受精卵が…」

ぼくたちの離婚 Vol.10 子供さえいれば #2】  結婚後、妻のひがみっぽい愚痴がひどくなり、夫婦関係の悪化に悩んだ野々山達夫さん(仮名/40歳)。妻・綾乃さん(仮名/43歳)からの「子供が欲しい」という申し出に関係改善の望みを託し、野々山さん38歳、綾乃さん41歳で自然妊娠を狙った妊活をスタートする。しかし半年たっても結果が出なかった。
※写真はイメージです

※写真はイメージです(以下同)

「不妊治療として体外受精を選択すべく、再び病院に行きました。すると、綾乃が子宮内膜症で、子宮に精子が着床しにくい状態であることが判明したんです」  体外受精をやるにしても、綾乃さんの外科手術が必要なのだ。

「今すぐ子供欲しい!」「私には絶対無理!」に振り回される日々

「半年前に妊活をはじめた時、ふたりで体外受精に関する本も買っていたんですが、まだ自然妊娠を狙っていたので、読まずに置いておいたんですよ。そうしたら、子宮内膜症の診断を受けて病院から帰宅した途端、綾乃がキレだしたんです。『なんで読まずに放っておいたの? 達夫が先に読んで私に教えてくれれば、もっと早く体外受精に踏み切れた。今ごろ妊娠できてたかもしれないじゃない。時間が経てば経つほど、私の子宮の状態は悪くなるのに!』って。 本は綾乃と一緒に買いましたし、すぐ読まなかったのは綾乃も一緒。まず自然妊娠を狙うことに関しては、ふたりで話し合って決めたのに……。その場では謝りましたが、僕はあまり納得できていませんでした」 ぼくたちの離婚 Vol.10 #2 綾乃さんの子供が欲しいという気持ちは、半年前とは比べ物にならないほど大きくなっていた。無論、年齢による焦りも大きい。ふたりはすぐに体外受精の準備に入った。体外受精とは、女性の卵子を体外に取り出し、男性の精子と一緒にして受精させ、できた受精卵を女性の子宮に戻して着床を促す不妊治療のことだ。 「不妊治療は基本的に保険適用外なので、とにかくお金がかかります。毎月採卵したり、冷凍保存したりするたびに、十数万~数十万単位の費用が発生する。何しろ、使い捨ての採卵用の針を1度使うだけで5万円以上かかりますからね」  野々山家では家賃や光熱費以外の出費について夫婦で財布を分けていたが、体外受精にかかる費用は野々山さんがすべて負担することになっていた。ただ、野々山さんがつらかったのは金銭面ではないという。 「体外受精を決断してからは、綾乃の言っていることが毎日のように変わるんです。気持ちのアップダウンによって、『私には時間がない。今すぐに子供が欲しい!』と言ったり、『卵子を人工的に取り出すなんて、私には絶対無理!』と言ったり。これにつきあうのが大変でした」
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連日の通院で妻のメンタルが…
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