母の日に読みたい、お母さん“ほのぼのエピソード”3選
5月の第2日曜日は母の日。今年は5月12日ですね。
いろいろなタイプのお母さんがいますが、その中でちょっとユーモラスな言動をしたお母さんたちの、ほのぼのエピソードを3つご紹介します。
Y子さん(34歳・会社員)の母親(57歳)はスポーツクラブに通ったり、ハイキングに行くのが好きなアクティブなタイプだそう。
「そんな母が、めずらしく映画を観に行きたいというので、私がチケットをネット予約する事にしたんですよ」
それはディズニー作品で、かなり混み合っていると噂の話題作。
「母の希望日の空席状況を見たら3Dの回は満席だったので…仕方なく普通の2Dのチケットを押さえました」
その旨を母親に伝えてみると…。
「不思議そうな顔をして『なに2Dって?ちょっとだけ飛び出して見えるの?』なんて言うので笑っちゃいましたね」
どうやら母親は“2Dという事は、3Dまではいかないけど若干立体的に見えるのでは?”と考えたようです。
「ちょっとだけ飛び出して見えるって例えばどういう事? と聞いたら『鼻だけ飛び出して見えるとか…』なんて言うんですよ!」
「誰が何のために鼻だけ飛び出して見えるバージョンなんて作るの? お母さんはそんな映画観たいと思う?」とたずねてみると…。
「ハッとした顔をして『嫌だ、全然観たくない…』と頭を抱えていましたね。それにしても、よくそんな事思いつくなと思いますよ(笑)」
発想が独特で、逆に感心してしまいますね。
ある朝、S美さん(30歳・主婦)のスマホに母親(54歳)から着信がありました。
「出てみると、母がツイッターを始めたいからやり方を教えて欲しいって言うんですよ」
あれこれ電話越しに教えてあげ、結局“グリーンさん”というアカウント名(下の名前が美都里=みどりだから)で、庭の芝生の写真をアイコンにする事に決めたそう。
「そういえば、何でツイッターなんて始めようと思ったの? と聞いてみたら『ピロリ菌がいたってつぶやきたくて』なんて言うから、え、嘘でしょって感じでしたね」
話を聞いてみると、体調が悪くて病院で検査を受けた母親のお腹にピロリ菌がいる事が判明し、名前のポップさからつぶやいてみたくなったんだそう。
「まず、体調が悪い段階で電話してきて欲しかったし…ツイッターやりたい、じゃなくてピロリ菌がいたよって言ってきてよ! と突っ込みどころ満載でしたね」
ふざけている場合じゃないと、ピロリ菌の写真を母親に送ると「何これ気持ち悪い…」と、やっと深刻に受け止めてくれたそう。
「それから真面目にお医者さんから処方された薬を飲んで…無事にピロリ菌を絶滅させる事が出来ましたが、これからはもっとちゃんと報告して欲しいですね」
結局、ツイッターには“お腹にピロリ菌がいました”の1回しかつぶやいていないそうです。

2D映画は3Dに比べてちょっとだけ飛び出して見える?
ツイッター開始の理由は「胃にピロリ菌がいた」ってつぶやきたくて

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