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「お箸の持ち方」ネットで大論争。ところでお箸の美しい持ち方って?

 最近Twitterで「お箸の持ち方」を気にするか、気にしないかについての論争がトレンド入りするほど話題になっています。
箸の持ち方

写真はイメージです(以下同じ)

先生から「箸の持ち方がおかしい、お嫁にいけない」と注意

 発端は、とある女性による「娘が小学校の先生から『箸の持ち方がおかしい、お嫁にいけないよ』と言われた」という主旨のツイート。  女性は「お箸の持ち方が変だから結婚したくないとかいう人とそもそも結婚せんでいいし、いや、結婚する相手を決めるのは娘やし、女が選ばれる時代なんてとっくに終わってるし、はああああ??」とつづっています。  彼女は続けて、「しつけやマナーは『相手を不快にすること』以外は我が家は全然重要視してない」などと、子供のしつけについて連続で投稿しました。  これらのツイートに関して、「お箸云々でお嫁にいけないは時代錯誤で失礼な言葉」「箸の持ち方なんてよほど変じゃ無い限り気にしない」「別に、誰にも迷惑かけてない」と賛同する意見が集まり、現在4万件以上のいいね!がついています。  一方で「箸の持ち方や食べ方がおかしい人と一緒に食事をするのは苦痛」「変な持ち方だと社会人として、接待の場で損をする」「持ち方が特殊だとその人の家庭環境に余計な推察をされてしまって損」といった指摘の声も多数寄せられました。 箸

茂木健一郎氏や乙武洋匡氏もコメント

「お嫁にいけない」発言は失礼だけど、箸の持ち方については、マナーの問題ではないか? と議論は発展し、箸の持ち方「気にする?」「気にしない?」問題は、大論争になっていきます。  この騒動に対して、脳科学者の茂木健一郎さんは、「箸の持ち方がトレンド入りしているけれども、ぼくはよほど変じゃ無い限り他人の持ち方気にしたことないなあ」「そもそも、正しい持ち方って一つ? 誰が決めたの? どちらかと言うと、その人が使いやすかったらそれでいいような」とツイートし、「気にしない派」であることを表明しています。  また、作家の乙武洋匡さんはこの論争に対して「そもそも『箸が持てない派』のアカウントがこちらになります。知らんけど。」とツイートし、「ブラック乙武でた!」などと大きな反響をよびました。

そもそも「お箸の持ち方」って?

 このような議論を目にして、自分のお箸の持ち方が気になった人がいるかもしれませんね。
小倉朋子 監修『世界でいちばん美しい食べ方』 (扶桑社ムック)より

小倉朋子 監修『世界でいちばん美しい食べ方』 (扶桑社ムック)より

世界でいちばん美しい食べ方』(食の総合コンサルタント小倉朋子さん監修)によれば、美しいお箸の持ち方は、「お箸の真ん中より上の位置を持ち、人差し指と中指で上のお箸を軽く挟む。下のお箸は親指と薬指で押さえ、上のお箸だけを上下に動かして使うと美しい」とのことです。  同書によれば、「やってはいけないお箸のタブー」として、「どれから先に食べようかと迷う『迷い箸』やお箸の先端をなめる『ねぶり箸』」なども挙げられています。  とはいえ、こういったことを気にする・気にしないは、自分次第ですので、興味のある人は参考にしてみてもいいかもしれません。  マナー違反?それとも個人の自由? 議論は平行線ですが、今回の論争が話題になったことで、改めて「箸の持ち方」について考える機会になったのではないでしょうか。 <文/満知缶子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
満知缶子
ミーハーなライター。主に芸能ネタ、ときどき恋愛エピソードも。
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