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猫のプニプニ肉球はなぜ愛おしい?猫の癒やしポイントを検証

 猫によって癒やされる人は多いが、どんなところに引きつけられるかは人それぞれ。しかし、実はそのすべてにちゃんとした理由があった!? そこで癒やしポイントとなりうる代表的な猫の特徴をピックアップ。
 山本正義著『立ち猫』(ナツメ社)

山本正義著『立ち猫』(ナツメ社)1296円。二本足で立つユニークな”立ち猫”の写真集より

 心理学のオーソリティによる分析に、愛好家の「ナマの意見」を加味して、そのメカニズムを解き明かそう。

小さな顔に大きな目①「ルックス」

 心理学者の柊木匠氏によると、人は「何をもって癒やされるか」を感じ取る際、その判断基準が「視覚」「聴覚」「体感覚(触覚や嗅覚)」の大きく3つのタイプに分かれるという。中でも割合として多いのが「視覚」だとか。 「猫って大きな目をしていて、全体のフォルムもフワフワで、動いているところを見てもチョコチョコして、とにかく可愛い。見た目が可愛らしいものを好むのが、視覚を判断基準に持つ人の特徴なので、猫に惹かれる人が多いということでもあります」(柊木氏)
山本正義著『立ち猫』(ナツメ社)

山本正義著『立ち猫』(ナツメ社)より

 それならば、犬も同様に可愛いではないか、という意見もあるだろう。しかし犬は品種によってルックスの差が大きく、屈強そうなドーベルマンと、小さく愛くるしいチワワでは同じ犬でもフォルムは大きく違ってくる。フレンチブルドッグやパグのように「ブサかわ」が魅力の犬も少なくない。  その半面、猫は野良猫でも血統書付きでも、ブサイクと言われている猫でも共通してこぢんまりとしたサイズ感に大きな目……と見た目の印象に、犬ほどの大きな違いがなく、視覚的にどんな猫でも可愛い、癒やされると感じられるのかもしれない。 <癒やしポイント> 犬は品種によりルックスに差があるが猫はどんな品種でも猫っぽい

ニャー&ゴロゴロとのどをならす②「鳴き声」

「視覚」の次に判断基準となるのが「聴覚」である。 「猫と比べて犬は、もともと狩猟犬だったり番犬だったりしたこともあって、人に向かってよく吠えます。『ワンッワンッ』と途切れるような鳴き声を威嚇的に感じる人もいます。逆に猫は『ニャー』と語尾が長く、比べたときに聞き心地がいい。これが『聴覚』で判断する人にとっては心地いいのでしょう」(柊木氏)
シンスケ

シンスケ。北氏の愛猫

 実は猫の「ゴロゴロ」とのどをならす音も、人の心理に癒やしを与えるといわれている。副交感神経を優位にする働きの周波数で、免疫力や自然治癒力を高めるそうなのだ。その効果は医療的にもお墨付きで、近年は介護の現場などでも「セラピーキャット」と呼ばれる猫たちが活躍している。  自身も2匹の猫を飼う、三菱UFJリサーチ&コンサルティング研究員の北洋祐氏はこう語る。 「ウチの猫は15種類くらいの声色を使い分けていて、鳴き方でどんな要求をしているかがわかるんですよ!」  親の欲目、という気がしないではないが、北氏もまた間違いなく猫に癒やされている飼い主の一人なのである。 <癒やしポイント> 鳴き声の聞き心地の良さと医療効果も見込めるのどならし音
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プニプニしていて可愛い③肉球
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