それプロポーズなの?「転勤についてきて」と急に言う男の身勝手
彼氏が会社員の場合、職場の都合にもよりますが突然の転勤は十分ありうること。
そのままだと遠距離恋愛は避けられない状況ですが、なかにはこのタイミングで「ついて来てほしい」とプロポーズをする男性も少なくありません。

女優の夏菜に似た島村奈美さん(仮名・28歳/美容師)も22歳のとき、当時交際中だった4歳年上の彼氏の転勤が急に決まり、プロポーズされたといいます。
「ただし、彼はそれまで結婚を匂わすような話をしたことは一切なくて、ちょうど付き合って3年になるころでしたが、お互い両親に紹介したこともなかったんです。だから、このときの私はプロポーズだととらえてなくて、転勤先で同棲しようと誘ってきたんだと思い切りカン違いしてしまったんです」
ちなみにこのとき彼女は、「ごめんなさい、それはできない」と即答で断ってしまったとのこと。
実は、プロポーズを受ける1か月前、勤め先の美容院でアシスタントから一人前の美容師として認められるスタイリストへの昇格を果たしたばかり。つまり、仕事を投げ出せる状況ではなかったんです。
「スタイリストとしてある程度の経験を積んでからならともかく、昇格してすぐに店を移ると再びアシスタントからやり直す可能性があったからです。
彼にもそのことを話すと、『半年後か1年後でもいいから来ることはできないか?』と言われましたがプロポーズだと思ってなかったため、それも断ったんです。彼は『わかった……』とは言っていましたが、その後すぐに帰ってしまったんです」
この2日後、彼氏から「どうしても一緒に来るのは無理?」とのLINEが届きますが、奈美さんは短く「ムリ」とだけ返信。すると、「わかった。じゃあ、別れよう」と一方的に別れを告げられます。奈美さんの仕事もあるんだから、彼氏もきちんと将来のことを相談すればいいのに、一方的すぎますよね。
「それっきりメッセージを何度送っても既読スルーで、電話しても出てくれませんでした。
その晩、彼から話を聞いたという共通の友達から連絡が来て、このときに初めてプロポーズだったと知りましたが、そうだとしてもこんな急に一緒に来てくれと言われてもそれを受け入れることはできませんでした。仕事の部分でもそうですし、生まれ育った地元にも愛着があったので……」
ただし、彼氏のことは本当に好きだったそうで、転勤のある仕事ということも分かっていました。それでもこのタイミングで地元を離れることは嫌だったそうです。
「最初からプロポーズだと私が理解していても同じように断ったと思います。例えば、数年間の遠距離恋愛を経た後であれば、結婚して彼のもとに行くことも考えたと思うけど、彼は遠距離になることを望んでいなかったようです。
私だって美容師は中学校のころからずっと憧れていた仕事でしたし、お店にも愛着があったからそれを簡単に捨てることはできませんでした」

写真はイメージです(以下同じ)
唐突すぎてプロポーズだと思わなかった

一方的に別れを告げられ、そのまま彼氏は転勤先へ

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