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5人に1人が「繊細さん」。気がつきすぎて疲れる人が、生きやすくなるコツ

 情報過多の世の中、知らないところで自分の情報がひとり歩きしているようで、一時も気が抜けない、気づかいし過ぎて疲れる……。そんな人は、決してめずらしくはありません。

あなたも「繊細さん」かも

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本「繊細さん」の本』は、HSP(とても敏感な人)専門カウンセラー武田友紀さんが書いた、「『気がつきすぎて疲れる』が驚くほどなくなる」本。では本書が言う「繊細さん」って、どんな人をさすのでしょう。 「職場で機嫌の悪い人がいると気になる」 「人と長時間一緒にいると、疲れてしまう」 「小さなミスに気づいて仕事に時間がかかる」  そう、些細なことを敏感に察知する、感じやすい人です。気にするほどじゃないと頭ではわかっていても、気になって仕方がない、気になっている自分を他人に悟られている気もして、どうにもならないループにはまってしまう。  本書によるとこれらの例は「性格によるものと誤解されてきました」と言います。ところが「エイレン・アーロン博士が行った調査により、『生まれつき繊細な人』が5人に1人の割合で存在することがわかってきました」。アーロン博士は1996年、そのような人をHSP(Highly Sensitive Person)と名付け、研究を続けています。  そう、HSP(以下「繊細さん」)は「脳の神経システムが刺激に反応しやすい」のです。「繊細さんが小さなことに気づくのはごく自然なこと」。自信を失ったり、落ち込む必要はまったくありません。

ストレスの原因は人間関係

ストレスの原因は人間関係

写真はイメージです(以下同)

 繊細さんにとってのストレスは、なんといっても人間関係。仕事でもプライベートでも、接する相手の言動に反応してしまう。これがいわゆる「非・繊細さん」なら、人は人、と割り切れても繊細さんはそうもいきません。  これは当然で、「繊細さんにとって最大の罠は『相手の“わからない”という感覚が、わからない』ことなのです」と本書。繊細さんにはまず、「自分が当たり前に持つ感情が、相手には『ない』のではないか?」という疑問を持ってほしいと本書は説いています。  確かに、そもそも自分と同じ感情が「ない」のであれば、ないのだからしかたがないと、いい意味でのあきらめがつくと思いませんか。

過剰に傷つかないで生きる方法

「私だったらもっと言い方に気をつけるのに」 「ゴミをポイ捨てしている人を見ると、信じられない」etc…… 過剰に傷つかないで生きる方法 配慮がない人を見てしまうと許せない気分になる、自分のことのように落ち込んでしまう、等々、繊細さんならではのあるあるメンタル。本書いわく「『配慮する力』にも個人差がある」と考えると、繊細さんとまわりの人がすれ違う理由が見えてくると言います。  もともと配慮や気遣いというのは、人によってレベルが異なります。配慮や気遣いを常識ととらえる人もいれば、重苦しいと嫌悪する人もいるかもしれません。「繊細さんたちのコミュニケーションには、言語外の情報が数多く含まれます」と本書が指摘するように、繊細さんと非・繊細さんには意識の違いが出るのは当然。 「世の中を見渡してみると、繊細さんの『ごく自然に配慮する』という行いのほうがハイレベル」という事実を繊細さんご自身が認めていれば、非・繊細さんの配慮のなさを、個性として達観できるのではないでしょうか。
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相手の気持ちはどこまでわかるのか
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