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流行の“しぼり染め”タイダイTシャツ。カジュアルすぎない格上げの着こなしとは?

モードをリアルに着る! Vol.91/小林直子】  同時多発的に、同じ生地、同じ柄のものがコレクションで発表されるということが、ファッション業界ではよくあります。今年のそれはどういうわけかタイダイ、つまり絞り染めの生地です。
 生地を絞って糸で結わき、染料につけることによって、絞られた部分には染料が行きわたらず、そこの部分だけが白く残り、独特なまだら模様が生まれます。ですから、タイダイとは一種の柄物です。  その独特な柄が使われた生地で作ったアイテムが、多く発表されたのが今年の春夏コレクションでした。 【参考記事】⇒最新ファッション「タイダイプリント」って?60年代「絞り染め」の復活にセレブも夢中

タイダイTシャツはカジュアルのモード化の流れ

 タイダイTシャツは、カリフォルニアのサーファー文化、もしくは60年代のヒッピー文化のテイストともいわれ、一連のカジュアルのモード化の流れの一つと見ていいと思います。  ビルケンシュトック風の健康サンダル、バケットハットときて、次はタイダイTシャツというわけです。今まで取り入れてこなかったもので、取り入れられそうなものはなんでも貪欲に取り入れていくのが現在のモードです。  しかしこのタイダイTシャツ、サーファー風にジーンズや短パンに合わせたのではあまり面白くありません。そこはどこかひねって、モードならではの、思わずタイダイTシャツを見直してしまうような着こなしをしたいもの。そんなふうに考えて見つけたのがこちらのパコラバンヌのルックです。  タイダイTシャツにインドのサリー風のドレープスカート、下駄サンダルにメタルパーツのペンダントとチェーンベルト。カジュアルすぎるタイダイTシャツを、エスニックな味付けをすることによってモードっぽくもありつつ、暑い日にも最適という、無敵なスタイルに仕上げています。  パコラバンヌと言えば、1960年代、丸いメタルパーツを組み合わせたドレスで名を馳せた、近未来的なデザインで有名なブランドです。  2006年、一度ブランドは閉鎖され、ほとんど忘れ去られていましたが、2013年、現在のクリエイティブディレクターであるジュリアン・ドッセーナが就任して以来、徐々に人気を回復。パコラバンヌのアーカイブからエッセンスを取り入れつつ、ボヘミアンな雰囲気が洗練され始めた先シーズンあたりから、特に注目されるようになりました。
 さて、そんなパコラバンヌのルックを見習って、サーファールックではないタイダイTシャツの新しい着こなしを、私たちも日常の生活に取り入れていきましょう。

タイダイTシャツに合わせるのはエスニック寄りに

 まずはタイダイTシャツを手に入れましょう。これはサーフウエアを扱うショップや、セレクトショップなどで簡単にどこでも手に入りますので、気に入った色、柄のものを選ぶといいでしょう。
タイダイTシャツ

お気に入りのタイダイTシャツ、何を合わせる?
(※画像:WEARより)

 手に入れたら、このTシャツに何を合わせるか、です。前述したように、避けたいのはジーンズやチノパン、短パンのごくありふれた組み合わせ。それではありきたりすぎて、特段魅力的ではありません。ですからここは、そんなごく一般的なカジュアルなボトムを合わせるのではなく、このパコラバンヌを見習って、エスニック寄りに振っていきましょう。  ここ数年、日本の夏の暑さと湿度は異常です。正直な話、この暑さに西洋の衣服は適していません。ではどんな文化圏の服が適しているかというと、やはり暑い文化の国々の衣服でしょう。そこには乾きやすい素材の使用や、強い日差しに対応するためのドレープ使いなど、暑さに対処する様々な工夫があります。
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インド、中近東などのエスニックテイストの服を
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