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憧れの秘境へ訪れるもホテルで寝込むハメに…長距離旅の果ては

 この夏に旅行を計画、あるいはすでに行ってきたという人は多いと思います。  でも、気をつけたいのは旅先での体調管理。なかには具合が悪くなって観光どころじゃなかった、なんてケースもあるからです。
海外旅行

写真はイメージです(以下同じ)

目的地を前に激しい頭痛と吐き気が

 畑野詩音さん(仮名・30歳/玩具メーカー)は3年前の夏休み、当時交際中だった現在の旦那さんと中国雲南省へ秘境旅行に出発。飛行機を乗り継ぎ、さらに長距離バスで目的地に向かっていましたが、その途中で激しい頭痛に襲われたといいます。 「はじめはちょっと頭が痛いくらいでしたが、もともと私は片頭痛持ちだったのでそこまで気にしていませんでした。けど、痛みは増すばかりで吐き気もあって、とても観光どころではありませんでした」  2人が向かっていた場所とは、雲南省の北部にある香格里拉(シャングリラ)。一般的にはユートピアなどの理想郷を意味する言葉として知られ、曲のタイトルなどにもよく使用されている言葉です。
雲南省北部の香格里拉(シャングリラ)ソンツェリン寺

雲南省北部の香格里拉(シャングリラ)ソンツェリン寺

 昔からそう呼ばれていたわけではなく、2000年代に入ってからこの名前に改称されたそうですが、中国っぽくない素敵なネーミングとチベットらしい街並みで世界中の旅行者に人気とか。彼女もたまたま読んだ本でこの街のこと知り、「いつか行けたらいいなぁ」とずっと思っていたそうです。  ところが、念願叶ってついに憧れの街に足を踏み入れた詩音さんですが、予約していたホテルに着いた時点ですでにグロッキー状態。部屋でしばらく横になっても回復する気配はなかったといいます。  それもそのはず。実は、この香格里拉は富士山8合目に相当する標高3300メートルに位置するとっても高い場所にある街だったんです。

現地滞在中も観光せずにホテルで療養

「病院で診察を受けたわけじゃないですがけど、たぶん高山病だったんだと思います。標高が高かったからリスクがあることは知っていましたが、まさか寝込むほどになるとは思っていませんでした。  休みに入る前、しばらく残業が続いていて、旅行前日も夜遅くに帰宅してそれから荷造りをしていたのでほとんど寝ていませんでした。そのまま出発したから疲労や睡眠不足が影響したのかもしれません」 シャングリラで高山病 当然、観光どころではなく、その日は彼氏が近所のレストランでテイクアウトしてもらった中華粥やカットフルーツを少し食べてそのまま就寝。翌日もほぼ1日ベッドで横になっていたそうですが、3日目になると体調も少しラクになったといいます。 「本当は多少無理してでも観光に行きたかったけど、彼氏が『無理しないほうがいい』って反対されたんです。だから、仕方なくホテルの部屋から街を眺めているだけ。  せっかくここまで来て残念でしたが、それ以上に彼が私のせいでずっとホテルに居ることになって申し訳ない気持ちでいっぱいでした。こっちから誘ったのに旅行どころじゃなくなっちゃったから……」
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最終日に体調が回復するも…
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