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眠れない残暑の快眠対策。エアコンよりいい冷やし方がある

 柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。  8月もあとわずかですが、9月に入っても寝苦しい日々が続きます。深夜になっても気温や湿度が下がらず、深い睡眠が獲得できない方も多いはず。今回は身体の構造から考えた快眠アイディアをご紹介します。
寝苦しい残暑の快眠対策

写真はイメージです(以下同)

快眠のコツは「温→冷」

 まずは人間の睡眠メカニズムを考えてみましょう。人間の睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」というものがあります。これはよく知られている情報ですが、レム睡眠は浅い眠り、ノンレム睡眠が深い眠りです。  我々は浅いレム睡眠と深いノンレム睡眠を約90分の周期で繰り返しながら寝ています。もっとも深いレム睡眠になるのは入眠してから最初の90分間で、ここでしっかりとした睡眠を取ることが重要です。  人間が眠くなる時は体内時計などの仕組みの理由から“体温が下がった時”です。例えば冬場に温かいお風呂に浸かって、その後冷えた布団に入るとよく眠れるのは、お風呂で上がった体温が冷えた布団で一気に下がったからです。  そこで夏でも体温を少し上げてから、必要な場所を冷やしていくことが快眠のためにとても効果的です。

体を温める足首浴

快眠対策1:足首を温める まずは体を充分に温めていきますが、冬場のように湯船に浸かるのはなかなか気が進みませんよね。そこで足首を温める「足首浴」はいかがでしょうか。  足首の体表付近には、体温に影響のある動脈の血管が走っています。足首をしっかり温めると、温まった血液が全身を循環し体温も上がってきます。  睡眠に必要な一旦体温を上げる作業は足首を温めることがもっとも効果的と言えるでしょう。わざわざ湯船にお湯を溜めなくても、シャワーを浴びる時に足首にお湯をかけてあげたり、寝る1時間ほど前までレッグウォーマーで足首を温めたりしてあげるといいでしょう
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クールダウンにエアコンはダメ!
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