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なりたい顔No.1の森絵梨佳「結婚って、考えすぎると決められない」新作映画を語る

 美容モデルとして絶大な人気を誇り、「なりたい顔」No.1※と言われる森絵梨佳さん(※『VOCE』の読者投票など)。美容誌やTVCMなどで、あるときはイノセントにあるときは妖艶に、多彩な表情で女性を魅了する彼女が出演する映画『アイネクライネナハトムジーク』が9月20日に全国で公開されます(9月13日宮城県先行ロードショー)。  伊坂幸太郎の同名ベストセラー小説を群像劇の名手と呼ばれる今泉力哉監督が映画化し、シンガーソングライターの斉藤和義が音楽を担当した本作。10年も付き合っているのに結婚に踏み切れないカップル、長年連れ添った妻に捨てられた夫と声しか知らない男に恋をする美容師など、不思議な“出会い”の連鎖が生む様々な人の“絆”を描いたラブストーリーです。恋愛や結婚について悩む人にぜひ鑑賞してほしい。  今回は、2児の母親となる女性を演じた森絵梨佳さんに、作品の魅力から美容法まで話を聞きました。

華やかなことが苦手な、普通の人間なんです

森絵梨佳さん

森絵梨佳さん

――パートで働きながら子育てをしているという、いわゆる平凡な由美という女性を、10歳の頃から芸能界で活躍なさってきた森さんが演じていますが、彼女を演じるにあたり苦労した点はありましたか? 森絵梨佳さん(以下、森)「芸能界で仕事をしていますが、私は華やかなことが苦手で本当に普通の人間なんです。だから、由美には共感できる部分がたくさんあり、脚本を読んでいるうちに自然に彼女がスッと自分に入ってきた感じでした」 ――夫である一真役の矢本悠馬さんとは本当に息のあった演技をしていましたね。 「矢本さんにはお会いして間もないときに私の血液型がA型だって言ったら、『俺、A型の人は嫌いなんだよね』って言われたんですよ!(笑) 撮影の合間なのに、なんでそんなことを言う!?って感じで(笑)。なんでA型を嫌いなのかは分かんないですが、矢本さんは本当に楽しい方で現場を盛り上げてくれました」
『アイネクライネナハトムジーク』より

『アイネクライネナハトムジーク』より

――由美は一真と子どもを授かったことがきっかけで、結婚をしています。あるあるですが、大学生の女の子にとって大学を辞めて結婚し子育てをするとは、かなり思い切った選択です。 「子どもを授かったから学校を辞めて結婚する……一大決心のように周りからは見えるかもしれませんが、彼女にとって一真との出会いは素晴らしいものでした。だから子供を授かったということは、なによりも2人の目にはハッピーな出来事としてしか映らなかったんです。当事者にとっては、他人が想像するような“大変な”コトではないかもしれませんね」

“先を見すぎない力”が生きる強さにつながる

――心から愛しあっていたら、想定外の妊娠は不安材料にならないと。 「由美の妊娠が判明したときに、2人は迷わず大学を辞めて、一真は居酒屋でバイトを、由美はパートを始めます。彼らのたくましさには、愛ももちろんありますが、それよりも楽観的な人生観にあるんじゃないかな。人間って考えすぎると不安ばかりが募ってしまう(笑)。  人生において決断ができない瞬間ってよくありますよね。でも、2人には“先を見すぎない力”というものがあった。そこはちょっと私にはない部分で(笑)。“楽観性”や“先を見すぎない力”って、“生きる強さ”につながっているような気がします」 森絵梨佳さん――対照的に、三浦春馬さんが演じる佐藤と多部未華子さんが演じる紗季は、運命的な出会いを経て10年も付き合っているのに、なかなか結婚に踏み切れません。 「『この人と一緒にいたらどうなるんだろう。ああなるのかな。こうなるのかな』と考えすぎると結婚には踏み込めないと思うんです。劇的な出会いをしても結婚に踏み切れない佐藤と紗季、なんとなく付き合い出して子どもを授かったから結婚した一真と由美……この対照的な2組のカップルはそれぞれ、お互いへの歩み寄り方が全く違います。  そこには、運命とか劇的な出会いとかではなく、2人がお互いに“かける言葉”が関係している……。“言葉”がこの作品のテーマのひとつだと私は思うんです」

“かけられた言葉”がつなぐ「出会ってよかった」と思う瞬間

――どういうことですか? 「先のことを心配するよりも、その人との今を大切にして相手に言葉をかける。そして、相手“かけられた言葉”がつながっていき、『この人と出会ってよかった』と思える瞬間が訪れるのでは? “言葉の大切さ”をこの作品は語っていると思います」
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夫婦は、“すごくすごく”支えあうものではない
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