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腹筋だけ鍛えてもキレイに割れない。“簡単2ポーズ”を取り入れよう

 こんにちは。ヨガインストラクターの高木沙織です。 “腹筋女子”の流行に乗り、腹筋だけを全力でひたすらに鍛える人は少なくありません。  腹筋女子とは美しく鍛え上げられた腹筋の持ち主であることに変わりありませんが、他のパーツのトレーニングもしっかりとおこなっている人がほとんどでしょう。そうでないと、姿勢の崩れが起こりあのようなボディラインを保てないから。
「腹筋やりすぎ女子」は姿勢の崩に注意。一緒に“簡単2ポーズ”もやろう

写真はイメージです

 今回は、腹筋ばかり鍛えることが体に及ぼす影響と、腹筋とセットで鍛えたいあのパーツの簡単なトレーニング法をお伝えしていきます。

腹筋だけ鍛えるとどうなる?

 腹筋を鍛えるトレーニングばかりおこなうとどうなるでしょう? みなさんが憧れる腹筋にラインが入った腹筋女子になれる?  それはちょっと、難しいかもしれません。  というのも、全身にはりめぐらされた筋膜(筋肉の周囲の膜)のなかでも体の前面と後面の筋膜は共同収縮し、前後の姿勢を保ち骨盤の安定を作ります。それなのに、前面ばかりを鍛えてはアンバランスな状態になり筋膜のよじれが生じやすくなるのです。  結果、姿勢が崩れて骨盤も傾き、腹筋だけでなく美しいボディラインを作り上げることが難しくなるでしょう。  ボディメイクはバランスよく、さまざまな部位をトレーニングすることが基本ではありますが、ここではまず腹筋と対にある背筋を鍛える方法を紹介します。

背筋にアプローチする2ポーズ

 ここでは、特別な道具や機械を使わずにおこなえるポーズを2つ紹介します。 【上体を反らせるポーズ】 1 床に直立し、胸の前で合掌 上体を反らせるポーズ1 2 合掌した手を天井に向かって伸ばし、上体を軽く反らせたらゆったりとした呼吸を5回 上体を反らせるポーズ2 【弓のポーズ】 1 床にうつ伏せになる 弓のポーズ1 2 上体を軽く起こし、片方ずつ手で足の甲を外側からつかむ 弓のポーズ2 3 両肩をうしろに引き、上体、足を引き上げたらゆったりとした呼吸を5回 弓のポーズ3※ 上体を引き上げてからひざを浮かせる ※ 左右の肩甲骨の下側を寄せるイメージでポーズを取る ※ 尾骨を下げるようにすると、胸が開く  どちらのポーズも体に痛みや違和感がある人は中断すること。

背中は丸めて終わる

 背部の筋肉を使ったら、緊張が残らないように丸めた状態でしばらくキープしてから終了するとよいでしょう。あぐらをかいた状態で姿勢を丸めて骨盤を後傾した姿勢でもOK。 背中は丸めて終わる 腹筋ばかりを鍛えていたという人は背筋のトレーニングも取り入れて、そこからさらに他の部位といったようにまんべんなく筋肉をつけてあげるとよいのではないでしょうか。 <文/高木沙織> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
高木沙織
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi
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