Entertainment

人気女優が告白「自殺を考えてた」。がんや摂食障害を乗り越えて

 過去に摂食障害に悩んでいたことで知られる人気女優のジャミーラ・ジャミル(33)が、6年前に自ら命を絶とうとしていたことを明かした。他にも難病を抱えていることを公表しているが、つい数日前にはがんを2度患っていたことも告白している。  SNSで積極的に発信を続ける活動家の顔も持つジャミーラ。こうした過去のつらい経験をもとに、人々に伝えたいメッセージとは?
ジャミーラ・ジャミル

ジャミーラ・ジャミル

 過去に拒食症を経験したというジャミーラは10日(木)、ツイッター上で現在困難な状況にある人々に向かって、「もう少し踏ん張って」助けを求めるよう呼び掛けた。 「今日は世界メンタルヘルスデー。6年前の今月、私は自ら命を絶とうとした。生き延びることが出来てとても幸運だと思う。その後、EMDR(眼球運動による脱感作と再処理療法)で、重度の心的外傷後ストレス障害の治療をしたの」 「もう少しふんばって、必要ならば助けを求めて。なぜなら、状況は変わるから。約束する」  さらに、メンタルヘルスに対する人々の抵抗を取り払う必要があるとし、「認識度、そしてメンタルヘルスケアを向上するために、すべきことが沢山ある。私達は、助けを求めることへの抵抗をさらに取り払う必要がある」と続けている。  また、難病エーラス・ダンロス症候群を患っていることも明かしていたジャミーラだが、数日前には、過去にがんを2回経験したことも告白。がん闘病を公表したきっかけは、花柄のドレスを着るには歳をとり過ぎていると指摘するユーザーからのツイッター投稿だった。
 これを受け取ったジャミーラは、歳を重ねることをタブー視する風潮を一蹴、このように反論した。 「別にいいわよ。あなたが、私のことを78歳だと思っていてもね。歳をとることはカッコいいし、私も歳をとることができるほど、幸運でありたいと願っている。誰もが歳をとれるわけじゃない。私は、それを神聖なものと思っているし、毎日大切にしている。私のしわは、人生の賜物(たまもの)みたいなもの」 「歳をとることを成果や特権と考えない世間の風潮に嫌気がさしてるわ」 「人生を通してずっと病気で、がんを2回患った私にとって、歳をとることが文化的タブーとされているのは、きわめて不快だわ。私達のように生き延びようと一生懸命な人々や、若くしてその戦いに敗れた人々にもっと敬意を払うべきよ

「くたばれキログラム」「こんなもの信じないで」SNSで訴え

 インド系とパキスタン系の両親のもと、イギリスで生まれたジャミーラ。本国では、司会者として絶大な人気を誇ったが、ハリウッド女優になるという夢が諦めきれず、アメリカへ移住。米人気ドラマ「グッド・プレイス」のメインキャストに抜擢されブレイクした。  昨年、SNSで女性をめぐる新たな運動「#I Weigh(アイ・ウェイ/私の重み)」が海外の女性たちの間で拡大したが、この運動を提案したのがジャミーラだった。  きっかけは、ある日SNSで見かけた、女性たちの体形をめぐる投稿。米人気リアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』に出演するカーダシアン家の女性たちの集合写真に、それぞれの体重が記載されたうえ、「キム(カーダシアン)って56キロに見える?!」「ところであなたは何キロ?」と問いかけられているという内容のものだった。  この投稿により、女性たちが体重で自分の価値をはかり、自己評価を低くする傾向を助長すると感じたジャミーラは、SNSにこんな投稿をした。
 そこには「I weigh(私の重み)」と題し、セルフィ―の上に「素晴らしい友人たち」「毎日が笑顔」「仕事が好き」「正直に生きている」などなど自分の長所を並べ、最後に「ファッキング・キログラム(くたばれキログラム)」と大文字で書かれている。  体重よりも、自分の長所や特徴といった重みを大切にしようというジャミールのアピールに賛同する声はSNSを中心に拡大し、同じような投稿をする女性たちが続出。ハリウッドセレブからもこうした動きに同調する声が上がった。  また今年3月には、ツイッターに投稿した1枚の写真が話題となった。そこには、こんなコメントがつけられている。 「私の腕はこんなに細くない」 「私の肌の色はもっと濃い」 「足首さえ修正されている! 私の足首に何か問題でも?」 「Ps. 私の見た目はこんなふうじゃない。死ぬほど修正されているわ。こんなもの信じないで」  そして、「自分の写真がかなり編集されていて衝撃を受けた」としたうえで、「どうしてここまでするのかしら? まるで、この写真通りの外見を期待されているようで落ち込むわ。画像修正は悪よ」と綴っている。  10代の頃に摂食障害に苦しんだ経験を持つジャミーラだけに、こうした画像修正によって誤ったイメージを人々に与えることを黙認できなかったのだろう。実際、あるインタビューのなかで、メディアが発信する完璧な外見イメージが人々にとって非常に有害であると指摘し、加工されていることに気がつかず、写真のようになろうとして苦しむ人々が多いと語っていたこともあった。  広く共感を呼んだこの投稿の後には、自分の体にコンプレックスを持つ人々から多くのコメントが寄せられたという。  このように、SNSを通して、素のままの自分や、自分自身の体を受け入れる大切さ「ボディ・ポジティブ」について積極的に発言してきたジャミーラ。今年、アメリカ『タイム誌』による「インターネットで最も影響力のある25人」の1人にも選ばれた。  さらに、ジャミーラの影響力はこんなところにも。インスタグラムは今年9月、過度なうたい文句のダイエット商品や健康を害しかねない商品の投稿を規制することを明らかに。特定のダイエット商品や美容商品を18歳以下のアカウント表示しない、大げさなダイエット商品広告は削除されるといった新たなガイドラインが、日本を含め全世界共通で適用されることになった。この決定に大きく関わったのがジャミーラだといわれている。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
Cxense Recommend widget


あなたにおすすめ