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朝ドラ『スカーレット』、溝端淳平の“残念イケメン”ぶりが笑える

 プロデューサーと演出家・音楽が『アシガール』チームで、名作朝ドラ『カーネーション』風味もある戸田恵梨香(31)主演の朝ドラ『スカーレット』。  大仰な泣かせのシーンなどなく、ヘビーな展開もなく、むしろ笑いがふんだんに盛り込まれているのに、登場人物たちの優しさやあたたかさ、思いやりに心がほぐされ、毎日うっかり笑い泣きさせられてしまっている視聴者は多いのではないでしょうか。  とはいえ、そんな魅力だらけの本作で、実を言うと1点だけ気になっていたことがありました。それは、溝端淳平(30)です。
スカーレット 圭介

右が酒田圭介役の溝端淳平 (C)NHK

『スカーレット』のイケメン枠は圭介役の溝端淳平

 プロデューサーなど、作り手に女性が増えていることもあり、近年の朝ドラではイケメン俳優が基本パックに入っているような状況が続いています。『あさが来た』の玉木宏、ディーンフジオカ以降は、イケメン複数制も当たり前になってきました。  では、『スカーレット』のイケメン枠は? おそらく喜美子(戸田恵梨香)が女中として働く下宿・荒木荘に住む医学生・圭介役の溝端淳平でしょう。もちろんイケメンですし、優等生的な誠実さ、おおらかさ、柔らかさがあります。しかし、いかんせん色気がない。  顔は整っているものの、むしろもう少し崩れているほうが、色気が増すのではないかと思うくらい、影も、湿り気もないのです。

「残念イケメン」の魅力が開花

 ところが、10月27日放送分から溝端淳平の魅力が開花しました。  圭介は、近所に越してきた泉田あき子(佐津川愛美)に一目惚れするのですが、その惚けた表情とポーズは、一瞬で視聴者を爆笑させる威力を放っていました。
スカーレット 溝端淳平

(C)NHK

 28日放送分では、喜美子が圭介の恋を応援することになり、あき子の父に二人の仲を取り持とうと直談判しますが、あき子の父に「見合い話なら然るべき人を立てるべき」とバッサリ斬られてしまいます。  しかし、そんな様子を見た雄太郎(TKO・木本武宏)が「コレ言うたれ!効果てきめんの五文字!」と入れ知恵。喜美子はあき子の父を追いかけ、「大事なこと、お伝えし忘れてました」と呼び止めて、指を折りつつ笑顔で「い・が・く・せ・い」と伝えるのです。  これは効果てきめん。夕方に早速、あき子が突然荒木荘を訪ねてきます。すると、圭介は会う前から「チュー」のことを心配するのです。  なるほど、これだったのですね、溝端淳平を起用した理由は。  勉強ばかりしてきた頭でっかち具合と、奥手さ、鈍感さ、そして新聞のエロ相談欄に食い入るように、目をらんらんとさせて読む中学生男子のような未成熟さ。溝端の明るさとヌケ具合は、まさに「残念イケメン」にピッタリです。
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ヒロインが圭介に恋してる?
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