大晦日にディズニーデートへ。新年ではなく“破局への”カウントダウン始まる
年末といえばカウントダウン。彼氏と何かしらのカウントダウンイベントに足を運ぶ女性もいるでしょう。しかし、真千子さん(仮名・26歳)の場合、新しい年へのカウントダウンが、2人の終わりへのカウントダウンになってしまったカップルがいました。
真千子さんは無類のディズニーマニア。年パスを購入するほどディズニーが大好きで、一人でたまにグッズを買いに訪れることもあるという気合の入れようです。
そんな彼女も、まだ参加したことのないイベントがありました。それがカウントダウンディズニー。人気の催しのため毎年抽選での参加が決まっており、真千子さんもなかなか参加できなかったそうです。しかしその年、なんとカウントダウンディズニーに当選。ワクワクしながら彼を誘ったそうです。
「私はなんとしても行きたいって感じでしたし、ディズニー好きではない彼も『いいじゃん! 特別っぽいじゃん!』と乗り気になってくれて、ワクワクしていました。ただ12月末の舞浜は寒い&夜通しのため疲れるのは分かっていました。彼には『楽しいけど、凄く寒いし疲れると思うから』と何度も声をかけたのですが、彼は『まあ大丈夫っしょ!』とあまりきちんと聞いてくれませんでした」
ビギナーをマニアが心配するのはよくあることですが、真千子さんの不安は当日的中することになります。
ヒートテック2枚重ねでカイロも大量持参し望んだ真千子さんに対し、ちょっと防寒した程度の彼。これは大変そうだなと思っていたら、案の定カウントダウンが近づく頃から、雲行きが怪しくなってきたといいます。
「寒いという彼のつぶやきが、0時近くなるにつれどんどん増えていきました。というか0時を迎えるために外で待機しているので、寒いのは当然です。彼のボヤキをスルーしつつ迎えた年越しは、もう最高でした。彼といたからというより、ディズニー最高!!! ただ、年越しの後の夜通しディズニーは、なんていうか楽しかったけど苦い思い出です」
この日はカウントダウンの後、朝までディズニーを楽しめるという特別な日。深夜にアトラクションに乗ったり、今だけの限定メニューを楽しんだりできるそうで、真千子さんのテンションは高まるばかり。
一方メインのカウントダウンを済ませた彼は、疲れも寒さも蓄積され、だんだんと「疲れた。眠い。いつまでいるの?」とボヤくようになりました。
「朝までいると伝えていたので、最初は『頑張ってー!』とか私も励ましていたのですが、テンションの下がり具合が尋常じゃなくて、しまいには『なんでそんな朝までいる意味があるの?』とか言い出すので、最終的にはちょっと険悪な感じになっていました」
こうして真千子さんは楽しい年越しを台無しにされ、彼氏は無理して付き合ってやっているという気持ちだけが残り、この日は解散になりました。
「このあとまさか、別れるに至るとは思いませんでしたけどね…」と、彼女は後日談を語ってくれます。
彼とディズニーのカウントダウンへ!
だんだんテンションの下がる彼

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