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吉田羊『まだ結婚できない男』でみせた、地元に帰らない独身女性の意地

 俳優の阿部寛(55)主演のドラマ『まだ結婚できない男』(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時~)の第六話が放送されました。作品では、高慢で皮肉屋の主人公・桑野信介(阿部寛)の独身生活がコミカルに、そしてリアルに描かれています。
『まだ結婚できない男』(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時~)

『まだ結婚できない男』(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時~)
(画像:『まだ結婚できない男』公式サイトより)

まどかの近況を偵察にイケメンのいとこがあらわれる

 第6話では吉田羊(45)演じる弁護士の吉田まどかの元へ、従兄弟の亮介(磯村勇斗)がやってきました。亮介はまどかの母親の密命を受けて、まどかの様子を見に来たのでした。  まどかの母親は長野県で弁護士として事務所を開いており、娘のまどかに自分の跡を継いで欲しいと願っています。  亮介は桑野に、まどかを説得してほしいとお願いをします。しかし、桑野がまどかを説得できるわけもなく、説得するどころか桑野はいつものデリカシーのない発言でまどかを怒らせてしまいました

元彼から婚約破談まで、まどかの過去が明かされる

 亮介はまどかに対し、母親ときちんと話をするべきだと言います。そこでまどかは、過去に母親との間に何があったのかを亮介に説明するのでした。  まどかは母親のすすめどおりに弁護士となり、母親の事務所で共に働いていました。しばらくして、母親はまどかに結婚話をもってきたのですが、「このまま結婚すれば、母親の元から一生逃げられない」と思い、自分が選んだ相手と結婚することに決めます。しかし、自分が選んだ彼は詐欺容疑で逮捕。まどかは彼の弁護人になります。結局、彼とはそれきり連絡も途絶えて結婚は破談。母親に合わせる顔もなくなり、些細な喧嘩がきっかけとなりそのまま東京に出て6年が経っていたのでした。  この話を聞いた桑野は、「長野に帰ったほうが幸せになれる」と、またしても余計な口出しをしてしまいます。

自分の信じた道を行くまどかに共感

 桑野は「東京にいても仕事もうまくいかず結婚もできない。でも長野に帰れば仕事もあるし、母親の力で見合いも結婚もできる」とまどかに言います。この発言にまどかは激怒。母親との和解を断固拒否するのですが、最終的には桑野の口車にのせられて母親に電話。喧嘩のことを詫びるのでした。そして、そこでまどかは「仕事が楽しいし、大事なクライアントもいる。だから東京でがんばってみる」と自分の気持ちをはっきりと口にします。  たしかに桑野の言うとおり、実家に帰れば安定した暮らしが待っているかもしれません。でも、それよりも自分の信じた道を突き進もうとするまどかの姿に胸が熱くなります。 「親離れできていない」と桑野に言われていたまどかですが、喧嘩別れではなく自分の本心を母親に告げ、心の整理もついたのではないでしょうか。 「結婚できない」と一言で言うものの、母親との関係や仕事との兼ね合い、タイミングなど抱えるものが多くなればなるほど、簡単に結婚を選択できなくなるものなのだと、まどかを見て改めて思いました。  まどかと母親のやりとりを見て、安心した亮介は長野に帰るのでした。

とうとう「やっくん」あらわる

 第6話では、長い間桑野を誹謗中傷していた「やっくんのブログ」の主である「やっくん」こと大和貴史(相田周二)が遂に姿を現しました。  桑野は同じジムに通う薬丸(デビット伊東)を、「やっくん」だと勘違いしており、薬丸が「やっくんに違いない」と確信した瞬間に、ジムのサウナに薬丸を追いつめて「僕と2人でサウナにいる気持ちはどうですか?」と迫っていました。最終的に誤解は解けるものの、勘違いした桑野と動揺する薬丸のやりとりは爆笑ものです。  結局、本物の「やっくん」は今の生活に不満を抱いている腹いせに、桑野を攻撃している青年でした。桑野とは面識はなく、過去に桑野の作品を見て憧れを抱いていたとのことです。大和はまどかと桑野を前に「二度と誹謗中傷をしない」という誓約書を書き、事件は一件落着となりました。  まどかを心配した従兄弟が突然現れ、6年間音信不通だった母親と和解し、誹謗中傷ブログの主が見つかってあっという間に解決。今回もジェットコースターのような展開でしたが、それでもやはり阿部寛演じる桑野の行動は見ているだけで楽しく、次回も楽しみです。 <文/瀧戸詠未> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
瀧戸詠未
ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。
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