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アンタッチャブルがついにコンビ復活。柴田は空白の10年なにをしてたのか?

 11月29日に放送された『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)にて、お笑いコンビ・アンタッチャブルが久しぶりに漫才を披露しました。その空白の期間、実に10年!そんなブランクを物ともしないザキヤマこと山崎弘也のボケ倒しっぷりと冴え渡り続ける柴田英嗣のツッコミ……。
『アンタッチャブル柴田の「ワロタwwww」~超絶おもしろいのに全く知られてない芸人たち~』DVD(アニプレックス・2014年)

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 長い間、沈黙を守ってきたコンビの見事なまでの復活劇に視聴者はもちろん、同業者の芸人たちも大盛り上がり。ツイッターでもトレンドワードに入りし、まさにアンタッチャブル・フィーバーとも言える一夜となりました。  2004年にM-1グランプリで優勝し、一躍トップ芸人の座に躍り出たアンタッチャブル。しかし、2010年に柴田は突然の芸能活動休業を発表。翌年には活動を再開したものの、以降は相方である山崎との共演は一切ありませんでした。この突然のコンビ復活が為されるまで、柴田は一体何をしていたのでしょうか。改めてその軌跡を追ってみたいと思います。

アンタッチャブル柴田の1年間の活動休止は、えん罪逮捕のため

 先にも述べたように、柴田は2010年1月末より1年間、芸能活動を休止しています。この理由について当初は体調不良説が流れていましたが、週刊誌などでは「女性トラブルが原因なのではないか」と報じられていました。2011年に復帰してからも、その理由はなかなか明らかにされず「爆笑問題の田中裕二の前妻の不倫相手が柴田だった」というゴシップまで流れる始末でした。  柴田が全てを明らかにしたのは、2015年10月9日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)でのこと。柴田は自ら「実は冤罪で逮捕されていた」と告白したのです。
『アンタッチャブル柴田の野生動物の倒し方』(竹書房刊・2012年)

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 その後、スポーツ新聞の取材により詳細が判明。柴田と元カノとの間にトラブルが発生した際、その元カノが柴田の妻から脅迫を受けたと警察に訴えたそうです。これについては身の潔白が証明され、逮捕ではなくあくまでも事情聴取という形だった模様。ただ、これを受けて所属プロダクション・人力舎の社長だった玉川義治氏は柴田に謹慎を申し渡しました。その際に玉川氏は「俺に良い復帰の作戦がある」と柴田には伝えていたそうです。ですが、玉川氏はその2010年の6月に急逝。柴田の謹慎は解かれぬまま、復帰作戦の詳細もわからぬまま、事務所は新体制作りに突入。柴田の謹慎は長期に渡ることになってしまったというわけです。

W不倫騒動で再び話題の人に

 2011年1月に復帰を果たした柴田は、その後地上波のテレビでは以前ほど姿は見られませんでしたが、ラジオ番組や地方局、ネット番組を中心に活躍を続けていました。しかし、2016年に柴田は再び思わぬスキャンダルに見舞われます。発端はミュージシャンのファンキー加藤の不倫騒動でした。妻子あるファンキー加藤には別に交際相手がおり、その女性が妊娠しているというのです。しかも、その女性は柴田の元妻。2人はこの件をきっかけに2015年5月に離婚が成立していましたが、この報道により柴田はまたも渦中の人となってしまったのです。  ただ、ここで柴田は大きくイメージアップすることになります。元妻に対しては「子どもを守っていってくれればいい」と応援を約束。過去の浮気についても深く反省をし、友人だったファンキー加藤と元妻の壮絶な裏切りに寛容な姿勢で向かい合ったのです。その後生まれてきた子どもに対しても、柴田は自身の子どもたちと同様に接しているとか。

波乱を乗り越え、株を上げた柴田

 結果これを機に、柴田の注目度は急上昇。仕事も一気に増加し、昔のような立ち位置を取り戻しつつありました。出身地である静岡のテレビ局でもレギュラーを獲得したり(現在は終了)、『アンタッチャブル柴田のアニマル調査団』(講談社刊)などの書籍を出すほどに詳しい野生動物の生態にまつわる番組にも出演。2019年4月からはラジオ番組『なな→きゅう』(文化放送)の水曜パーソナリティーも務めています。
アンタッチャブル柴田英嗣著『アンタッチャブル柴田英嗣の日本一やかましい動物図鑑』(2009年7月15日発売、講談社)

アンタッチャブル柴田英嗣著『アンタッチャブル柴田英嗣の日本一やかましい動物図鑑』(2009年7月15日発売、講談社)

 ところが、ここまで来ても柴田とザキヤマが共演することはありませんでした。折に触れ、先輩芸人たちが「コンビ復活はないのか」と柴田に促しても、かんばしい返事はなかったようです。  そもそも、なぜ2人は共演NGのような状態になってしまったのか。これについては真相は明らかになっていません。2人が不仲であった説も根強くありましたが、11月16日放送の『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)で最近では2カ月に1回ほど飲みに行くような関係にあったと柴田は発言しています。

とうとうアンタッチャブル新作漫才の披露へ

 ただ、2015年の『ダウンタウンなう』での出演時、ザキヤマから現状での復活は「俺が手を差し伸べるみたいでキャラに合わない」と言われたことがあったと言っていました。さらに「おまえの実力で俺のところまで来てくれないか」とも。ザキヤマは柴田が実力で再び表舞台に立つようになれば、周囲も復活を望むようになり自然とコンビ再開となると踏んでいたのでしょう。逆に言えば、それほどまでにザキヤマは柴田の力を認めていたというわけです。  何はともあれ、今回の件を以ってアンタッチャブルはようやくコンビ復活の道を歩み始めました。12月8日19時から放送の『THE MANZAIマスターズ2019』(フジテレビ系)では、10年ぶりの新作漫才を披露することが決定しています。M-1グランプリで過去最高点数を獲得した実力派コンビであるアンタッチャブル。彼らの復活が2020年のバラエティ界に大旋風を巻き起こしてくれることを強く期待しています。 <文/もちづき千代子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。
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