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夫に堂々とせまる肉食女性たち…不倫相手から慰謝料を取れないアメリカ

私の国際離婚日記 vol.2】  単身渡米し、アメリカ人の夫と約10年の結婚生活ののち、昨年離婚した左近サクラさんの体験談です。(以下、左近さんの寄稿)
不倫バレ

写真はイメージです(以下同じ)

恋に落ちるのに、結婚しているかどうかは関係ない?

 アメリカでは、「夫婦仲が崩壊しているなら浮気してもしょうがない」という言い草が成り立つのをご存知でしょうか?  浮気された側とすればちゃんちゃらおかしい言い訳ですが、する方・誘う方にとってみれば、これほど好都合なことはありません。  だって、浮気がバレても「俺たち(あなたたち)はもうダメだったじゃないの」と言えば正当化されてしまうのですから。  日本では家庭を持つ人と関係を持った場合、相手の配偶者から慰謝料を請求されるリスクがあることは周知の事実。最近では離婚という決断に至らなくても、不倫相手や浮気をした配偶者に慰謝料を要求するケースも多くなってきたようです。  ところが、アメリカではまったく事情が違います。不倫相手が慰謝料を請求される心配もありません!  肉食系のみなさんには生きやすい国、まさにパラダイスです。既婚者でも魅力的な異性または同性を見つけた際に、自分の気持ちを抑える必要はいっさいないのですから。  筆者の元夫の浮気も、そうした自制心の効かない肉食系女性から迫られたことから始まりました。 誘惑、肉食女性、不倫、浮気

元夫がバツイチ子持ち女性と親密に

 当初は彼も、「新しくオフィスに入ってきたニコール(仮名)が、俺に気があるっぽいんだよ。妻がいるからって言っても、『そんなの関係ない』とか言っちゃって。困るよなー」と嫌そうな“フリ”をしていましたが、案外と心の中ではニヤケていたのでしょう。  その後しばらくは、ニコールの名前がちょいちょい話の中に出てきて、「結婚指輪をしていないのはなぜか?」「あなたの妻を見たことない。もしや結婚は破綻しているのでは?」「本当に結婚しているの?」などと問われただの、“私はモテるアピール”してきただのと、丁寧に報告してくれていた元夫。  しかし、あるときを境にぱったりと彼女に関する話題が出なくなりました。今思えば、あの頃から二人の仲は親密になっていったのかもしれません。 不倫 最終的に元夫は、 西洋っぽい要素のまるでない、目が細めでのっぺり顔の私をニコールと呼び間違えるほどに頭の中がお花畑になっていき、バツイチ子持ちの相手家族と一緒に海外旅行をする大胆行動を取るまでに。  出張から帰ってきたはずの彼のスーツケースの中に、相手女性の使用済みパンティ(気持ち悪すぎて今思い出しても悪寒がします!)がまぎれ混んでいたときには、自分のことながら安いソープドラマ(アメリカの昼ドラ)みたいで笑うしかありませんでした。
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「奥さんブスじゃん。私にしときなさいよ」
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