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新『おっさんずラブ』は狙いすぎ?安易なBLネタにガッカリする声も

 2018年度の流行語大賞のトップテンに入るなど、社会現象を巻き起こしたドラマ『おっさんずラブ』の新シリーズ『おっさんずラブ -in the sky-』(テレビ朝日系、土曜23時15分)が10-12月に放映中です。  キャストと舞台設定の変更があったり、コメディ色がより強くなった今作。「待っていました!」という歓喜の一方で、前作ファンから否定的な声も上がっています。
(画像:『おっさんずラブ -in the sky-』公式サイトより)

『おっさんずラブ -in the sky-』(テレビ朝日系、土曜23時15分~)
(画像:『おっさんずラブ -in the sky-』公式サイトより)

前作ファンからは「狙い過ぎ」と厳しい意見

『おっさんずラブ -in the sky-』は、前作から春田創一(田中圭)と黒澤武蔵(吉田鋼太郎)の基本キャラクターのみ踏襲し、他のキャラクターや舞台が変更された、パラレルワールド的設定です。  否定的な意見の中で多いのが、春田とハッピーエンドを迎えた牧凌太(林遣都)が出てこないこと。春田と牧ふたりの新婚生活で繰り広げられるイチャラブを期待していたファンも多いようです。  ただ、そもそも連続ドラマ版『おっさんずラブ』も、元々単発ドラマとして放映されたストーリーから、春田と黒澤のキャラのみを受け継いで放映されたもののため、この判断は仕方がないと言える部分があります。
 それと同様に目立つのが、「前作で盛り上がったネタを使いまわしている」「腐女子が好きな要素を入れといた感がある」「こういうのが好きなんでしょ?的な意図が見えて素直に受け入れられない」などという意見。  つまり、性別を越えた純愛を丁寧に描かいていた前作に比べ、“突然のキス”や”肩でうたたね”など、ウケしそうなポイントだけを雑に投入したように見えるというのです。

『きのう何食べた?』などのヒットで業界も変化

 多様性を重んじる時代の流れということもありますが、『おっさんずラブ』ブーム以降、LGBTやBL(ボーイズラブ)、百合(ガールズラブ)などを題材にしたドラマが地上波テレビでも多数受け入れられるようになってきました。なかでも『きのう何食べた?』(テレビ東京系)など、作品としても評価される良質なドラマも多数生まれています。
「きのう何食べた?」 オリジナル・サウンドトラック サウンドトラック

「きのう何食べた?」 オリジナル・サウンドトラック サウンドトラック

 一方で、つい数年前までは、どんなヒット原作でも同性愛が絡むとドラマ化の企画が通りづらかったり、原作の登場人物のゲイ設定が「匂わせる程度」のものに改変されるなど、大手メディアからはそれらの表現を拒絶されていました。そんな流れを『おっさんずラブ』が一変させたことは間違いありません。  しかし、そのショックは「BLはバズる」「多様性重視の時代だからこそ、LGBTモノを作っておけばクレームは出づらい」「腐女子は大きなマーケット」など安易に考える制作者を生んでしまったことも事実としてあります。
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腐女子を理解していない制作者も
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