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人気デュオのボーカルが死去。病と闘いながら歌い続けた

 80年代~90年代に一世を風靡したスウェーデンのポップスデュオ「ロクセット」。映画『プリティ・ウーマン』の挿入歌で知られる『愛のぬくもり』の他、多数のヒット曲で世界中にスウェディッシュ・ポップを広めた。  そのロクセットのボーカルを務めたマリー・フレデリクソンが9日(月)、死去した。17年間に渡るがん闘病の末、61歳の生涯を閉じた。
ロクセット

ロクセットのマリー・フレデリクソン(右)とペール・ゲッスル(左)

 所属事務所や現地の新聞で発表された今回の訃報。マリーの家族らは声明にこう綴っている。 「深い悲しみと共に、私たちにとって最も偉大で、最も愛されたアーティストの一人が逝ったことをお知らせしなければなりません。マリー・フレデリクソンが12月9日の朝亡くなりました」 「夫のミカエル・ボリョスと2人の子供たちは悲しみに暮れています」  スウェーデン南部の小さな村で生まれ育ったマリー。1984年にスウェーデンでソロデビューし、1986年に同じくスウェーデン出身のペール・ゲッスルと出会い、男女2人組のバンド「ロクセット」を結成した。  デビューアルバム発表後、スウェーデン国内で人気グループとなったロクセット。その後、国外でも知られるようになったのは、1人のアメリカ人留学生がセカンドアルバムを国に持ち帰ったことがきっかけだったといわれている。  交換留学生としてスウェーデンに滞在していた米人学生が、1988年にリリースされたセカンドアルバム『Look Sharp!』を購入し、帰国後にローカルラジオ局のDJに紹介。このアルバムに収録されていた曲『ザ・ルック』がラジオで流されたことで、ロクセットは全米で注目されるようになった。  ロクセットのアルバムは米国内でも発売され、『ザ・ルック』は米ビルボードチャートで1位を獲得し、世界的にその名が知られるようになった。  その後も『ジョイライド』『リッスン・トゥ・ユア・ハート(Listen To Your Heart)』などヒット曲を連発。特にジュリア・ロバーツリチャード・ギア主演のロマンチック・コメディ映画『プリティ・ウーマン』の挿入歌として使われた『愛のぬくもり(It Must Have Been Love)』は世界中を席巻するヒット曲となった。  

17年間、闘病しながら音楽活動をつづけた

 当初、スウェーデン国内でしか知られていなかった2人が、世界的な人気グループへ。そんななか、ボーカルをつとめていたマリーに病魔が襲った。  マリーは、2002年に脳腫瘍が見つかり、医師の指示で音楽活動を休止。その後、手術が成功し体調が回復、2009年には活動を再開していた。しかし、2016年に再び病に倒れ、活動休止を余儀なくされた。  治療によって、片目の視覚と聴覚の一部を失いながらも、音楽活動をつづけたマリー。闘病生活をつづけながら公演を行い、3枚のアルバムもリリースした。  そんなマリーと共に歩んできたペールは、ツイッターでこんな言葉を寄せた。 「時がたつのは早いよね。僕たちが、かないそうもない夢を分かち合いながら、小さなアパートで昼夜過ごしたのは、そんなに昔のことじゃないのに。そして僕たちは、その夢を手に入れることができた! 君の才能と寛大さに出会えて光栄だったよ。すべての愛を君とご家族に送ります。Things will never be the same」  ペールは追悼コメントで、ロクセットが過去に発表した楽曲「Things will never be the same」(物事はずっと同じではあり続けない)のタイトルを引用しながら、マリーへの感謝の気持ちを表した。  スウェーデンの報道によると、マリーは、家族や親しかった友人たちのみのプライベートなセレモニーで埋葬されるという。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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