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100均「ダイソー」の商品をNYで買うと200円以上。意外な現地の評判は?

 昨年、ニューヨークに初進出した100円ショップのダイソー。日本を代表する文化のひとつと言ってもいい100円均一ショップの北米進出が加速していますが、その店内を見てみるとそこかしこに「ほぼ全商品1.99ドル」の文字。
 どうやらニューヨークのダイソーは、日本版ともアメリカ版100均一ショップの「ダラーストア」とも少し違うようです。

西海岸は1.50ドル、東海岸は1.99ドル均一?

『ビジネス・インサイダー Business Insider』によれば、西海岸では「DAISO JAPAN」としてすでにお馴染みだった日本の100円ショップ。サンフランシスコやロサンゼルスなど、カリフォルニア州を中心に計78店舗展開していました。  しかし、米ダラーストア2大チェーンの「ダラーツリー Dollar Tree」「ダラーゼネラルDollar General」の 店舗数が各1万5000なのに比べるとまだまだ新興勢力。  そこでまず、2018年末にハワイ店をオープン。2019年2月にはニューヨーク・クイーンズのチャイナタウン(フラッシング)に東海岸初となる店舗を、続く4月にマンハッタンからほど近いニュージャージー州・エッジウォーターに東海岸2号店をオープンさせました。
 このエッジウォーター店は、日系スーパーマーケットの「ミツワ マーケットプレイス」や「紀伊国屋書店」「資生堂」などが集まる、東海岸に長く住む日本人なら「できれば毎日訪れたい!」と願う夢のような1角にあるため、オープン以来、連日大賑わい。  ただし「DAISO JAPAN」は、西海岸やハワイでは1.50ドル均一ショップ、東海岸では1.99均一のお店として運営されており、10ドル以上の商品も売られるなど、日本の100円ショップやアメリカのダラーショップより高めの値段設定(全て税別)。  西海岸より東海岸の方が約5割増しの値段設定である理由は、ニューヨーク界隈の家賃の高さが原因だといいます。  とはいえ、1.99ドルといえば今のレートで約218円。ニューヨーカーたちは、日本の倍以上の値段で商品を売っているダイソーにどんな感情を抱いているのでしょうか?

NYのダイソーで1000円超えの商品が10分で完売?

 もともと日本より物価の高いニューヨークでは、安くて質のいい「DAISO JAPAN」の製品は大歓迎で迎えられているそう。  東海岸1号店がニューヨークでオープンした際には、店舗最高値商品である12.50ドルの値札のついた巨大なぬいぐるみが10分で完売したと『フォーブス Forbes』が伝えています。  実際に東海岸1号店を訪れた日本人の友人は、「ニューヨークはこまごまとした雑貨までいちいちシャレているのは嬉しいけれど、お値段もそれなりにするものが多いから、1.99ドルで日本基準の洗練されたデザインの雑貨が買えるなら高いとは思わない。楽しすぎて無駄に店舗内で動画撮影して、インスタのストーリーズに投稿しちゃった」と、実に嬉しそうに語っていました。
 また、日頃からよくダラーストアを利用するというアメリカ人の友人は、子どもたちと一緒にエッジウォーター店に行ったエピソードを次のように話してくれました。 「DAISOにはアメリカのダラーストアでは買えない『しゃもじ』や寿司用の『巻き簾』『お弁当箱』なんかもあって新鮮だったわ。でも、一番満喫していたのは子どもたちね。  マンガのキャラクターを思い起こさせるような、キュートなイラスト付きステーショナリーや雑貨がたくさんあるからいろいろ買わされちゃって。クリスマス前にとんだ出費よ(笑)」  12月10日付けの『日本経済新聞 電子版』に、日本のダイソーが世界最安値であるという記事が掲載されていました。100円均一なのは日本だけで、ダイソーの商品のほとんどの生産国であり、安売りのイメージの強い中国でさえ153円、タイやオーストラリアは米東海岸と同じく200円超えの値段設定でした。  当然のように100円でいろいろなものが買える日本の100均事情。私たちはありがたく思わなければいけませんね。 Sources:「Business Insider」「Forbes」「日本経済新聞 電子版」 <文/橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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