Entertainment

『おっさんずラブ』に賛否「興奮で1時間走った!」VS「“はるたん”では無い」

 昨年、社会現象を巻き起こした人気ドラマ『おっさんずラブ』の新シリーズ、『おっさんずラブ -in the sky-』が話題になっています。
『おっさんずラブ -in the sky-』(テレビ朝日系、土曜23時15分~)

『おっさんずラブ -in the sky-』(テレビ朝日系、土曜23時15分~、画像:公式サイトより)

 ですがSNSでは賛否両論分かれて、様々な意見が入り乱れているようで…。  今回は全く違う感想を持つ、2人の女性にお話を聞いてみました。

新作『in the sky』は「はるたんであってはるたんでは無い」

 A子さん(39歳・主婦)は、前作『おっさんずラブ』の熱狂的ファンでした。 「私、ここ何年もドラマなんて観ていなかったのに久々に『おっさんずラブ』にハマれてすごく楽しかったんですよね」  30代後半になってからA子さんは、若い美男美女が恋愛模様を繰り広げるドラマに感情移入できなくなり、自分がドラマを製作する上でのメインターゲットにされていない層になったような気もして、まったく観なくなってしまったそう。 「ですが“おっさんがおっさんに恋する”というフィルターがはさまれると途端にラブコメ度が上がり、目新しくて新鮮な印象になって…これは面白いドラマだなと思いましたね」  ここしばらく感情移入しにくかった恋愛ドラマが、一気に魅力的なファンタジーとなり、すんなりと入っていけたそう。 「なので新シリーズも楽しみにしていたのですが、私はちょっとついていけなくて」
 新シリーズ『おっさんずラブ -in the sky-』とは、春田創一(田中圭)が35歳にして突然リストラされてしまい、途方に暮れていたところを、高校時代の後輩に救われ、航空会社に転職。  男性CAとしての新生活がスタートすると、突然グレートキャプテン黒澤武蔵(吉田鋼太郎)から愛の告白されてしまい…さらにミステリアスな副操縦士の成瀬竜(千葉雄大)、面倒見の良い整備士の四宮要(戸次重幸)を巻き込みラブバトルが展開されています。 「前作のお人好しでバカなはるたんが大好きだったのに、in the skyでは自分から成瀬(千葉雄大)に『俺じゃダメか?』なんて言ってキスするなんて…もうそんなの、はるたんであってはるたんでは無いですよ」

「前作の少女漫画みたいな乙女チックな演出が欲しい」

 去年放送された前作の『おっさんずラブ』は、女は好きだが全くモテない、実家暮らしの33歳のポンコツサラリーマン・はるたんこと春田創一(田中圭)が、ある日突然、ピュアな乙女心を隠し持つ直属の上司である黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と、イケメンでドSなエリート後輩・牧凌太(林遣都)から同じタイミングで告白をされ、さぁ大変!といったストーリーがコミカルに描かれたドラマでした。
 お人好し過ぎて、男女問わずつい好意に応えてしまう前作のはるたんはもういないと嘆くA子さん。 「なんだか、前作が人気だったので“さらにBL(ボーイズ・ラブ)要素強めのほうがウケるんだろ?”と制作側がほくそ笑んでる感じがして…やっぱり新シリーズは明らかにやり過ぎだと思うし、私は前作の少女漫画みたいな乙女チックな演出が欲しいんです」  新シリーズの『in the sky』は、前作とは全く違うドラマだと分かってはいるのですが、どうしても以前のはるたんの姿を追い求めてしまうA子さんなのでした。  一方、B美さん(36歳・契約社員)は、前作より新シリーズ『おっさんずラブ -in the sky-』の方が好みだそう。

ドラマを見た後は興奮を冷ますために1時間走り続けた

『おっさんずラブ -in the sky-』「もちろん前作も大好きだし、あのギャグ漫画のようなスピーディな展開も面白かったですが…私は新シリーズの方が切ないシチュエーションてんこ盛りでグッときますね」(B美さん)  前作の、男女問わずはるたんがモテまくる設定よりも、自発的に副操縦士の成瀬に恋をしてしまった自分にとまどったり、整備士のシノさんこと四宮要(戸次重幸)からの告白&一週間お試しでのお付き合いの提案に、心悩ませる、はるたんを見れたのが最高なのだとか。 「前作で黒澤課長(吉田鋼太郎)や牧凌太(林遣都)に一方的に言い寄られてた時よりも、新シリーズの恋に苦しむはるたんにキュンキュンきちゃうんですよね」  そしてB美さんは、成瀬のツンデレなキャラクターにハマってしまい…。
「あんなキレイな顔してツンツン強がっていたかと思うと、ふと弱いところが垣間見える成瀬って…ホントはるたんが言っていた通り『なんか、ほっておけないんだよ!』って感じで見ているとドキドキするんですよ」  そして、父親の死に目にあえずに雨の中で佇む成瀬を思わずはるたんが抱きしめた時も、それがきっかけで成瀬が気になり始めたはるたんが、思いきって告白してキスした時もB美さんは…。 「もう興奮し過ぎて、居ても立っても居られなくなり、すぐさま自転車に飛び乗って近所のエニタイムフィットネス(24時間年中無休のスポーツクラブ)に駆け込んで、がむしゃらにランニングマシンで1時間走りました」
次のページ 
ドラマに出てくる料理も毎週作り、腕前があがってきた
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ