失言で妻が激怒。家庭内イジメで孤立するアラフォー夫がせつない
2019年10月に神戸の小学校で発覚した教員同士のいじめは、その手口の残虐性に注目が集まった。また、韓国では元KARAク・ハラの自殺の原因がネットいじめとも噂され、“大人のイジメ”は今、改めて大きな社会問題となっている。その背景と実態に潜む人間の闇に迫った!
5歳の息子の父親である八村健司さん(仮名・41歳・SE)は、家庭内で孤立させられている。事の発端は、息子の夏休みに家族総出で行った「としまえんプール」で放ったデリカシーのない一言だった。
「水に濡れた妻の髪の毛のすき間から頭皮が見えたので『スカルプD、使ったら?』と冗談ぽく妻に言ったんです。そしたら超激怒。以降、口を利いてくれなくなりました」
ここから、家族を巻き込んだ彼女の復讐劇が始まったという。
「まず、運動会や学芸会の日程や場所を一切教えてくれなくなりました。学芸会では、僕が座る席に義母が座っていて『来ないって聞いていたけど』と言われる始末。結局僕は後ろの席から見る羽目に」
義母に続き、八村さんの妻は子供を味方に取り込み始めたという。
「加熱した肉まんを電子レンジから取り出し、少し冷まそうと手でバウンドさせた後、子供に手渡したんです。そしたら『お父さん、汚いから』と子供から肉まんを取り上げ、そのままゴミ箱へ直行」

さらに、子供の口から完全にハブられていることが発覚した。
「来年1月に妻と妻の家族と一緒に北海道に行くことを聞かされました。でも、そのメンバーに僕の名前はなし。息子に聞いたら『仕事で来られないって、ママ言ってたよ』って。子供が叱られるかもと思うと、妻に聞けません」
子供に罪はない。だからこそ心が痛い。八村さんは、なるべく家族と顔を合わせないよう、早めの出勤と遅めの帰宅を心がけている。
・’19年8月/妻との間に亀裂が入る
妻の薄毛を悪ふざけでディスったら口を利いてもらえなくなる
・’19年10月/義母が座席を占拠する
息子の学芸会の日程を知らされず。しかも八村さんの席を義母が占領。席を譲る気はまったくなし
・’19年11月/肉まんをゴミ箱にポイ
八村さんが触った肉まんを息子から取り上げ、妻はそのままゴミ箱へ捨てる
・’19年12月/北海道旅行でハブられる
妻と息子、妻の両親で北海道旅行に行くことを息子から教えてもらう。八村さんの名前はなし
<取材・文/週刊SPA!編集部>
― 大人のイジメ地獄 ―
妻の家庭内いじめで子供や義母までが冷たく…
