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愛猫に噛まれて感染した「パスツレラ症」って?完治までが大変…

 年の瀬が迫った12月29日。この日、筆者は愛猫に噛まれて「パスツレラ症」になりました。今回は治療経過を交えつつ、パスツレラ症の怖さをお伝えします。
人の指を噛む猫

写真はイメージです

そもそもパスツレラ症とは

「パスツレラ症」とは、パスツレラ菌によって引き起こされる人獣共通感染症。パスツレラ菌は哺乳類や鳥類の口腔内、消化管などに常在。犬では約75%、猫ではほぼ100%保有しているといわれています。  犬や猫に引っかかれたり噛まれたりすると感染することが多いものですが、犬猫のくしゃみによって空気中に放出された菌を人が吸い込み、感染することもあるそう。感染すると数分から数時間で患部が腫れます。特に高齢者や小さな子ども、基礎疾患がある方など、免疫力が弱いと症状が重症化・長期化しやすいようです。

首輪と間違われて指を本気噛み

 事の発端は、些細なことでした。いつもは平気な首輪をつけ直したところ、愛猫が嫌がったのですぐに外そうと手を伸ばすと、首輪と間違われ、左手の親指を本気噛み!  歯が貫通したかもしれない。あまりの激痛に不安になり親指を見ると、貫通はしていなかったものの指の腹と爪のあたりに穴が開き、ズキズキとした痛みが……。  流水で手を洗いましたが出血は止まらず。夕食の時間も近かったので、ひとまず絆創膏を貼って食事を摂ることに。しかし、食事中も痛みがあり、指が曲げられなくなりました。出血も2時間止まらず腫れてきたように感じたため、「もしかしてパスツレラ症では?」と思い、救急病院へ向かいました。

腫れや痛みだけでなく、高熱も出る

 病院で待っている間に腫れと痛みは、ひどくなっていきました。 パスツレラ症 犬猫 病気 診察室に入り事情を説明すると、まず体温を測定。だるさは全くありませんでしたが、熱はなんと37.5℃! すぐに破傷風のワクチンを接種し、傷口を綺麗に洗い流してから消毒。ゲンタマイシンという塗り薬を付け、ガーセで指を保護してもらいました。  ちなみに医師によれば、ひっかき傷よりも噛み傷のほうが菌が奥まで達しやすいため、膿みやすいのだそう。たかが猫に噛まれただけと様子見せず、異変がなくても即病院へ来てほしいと言っていました。  この日は抗生剤(オーグメンチン)と痛み止め(カロナール)を処方してもらい、帰宅。傷口が膿みそうかどうか確認するため、翌日に必ず形成外科を受診するように言われましたが、帰宅後に我慢できないほどの痛みがあったり、膿みが出てきたりするようなら、またすぐ救急外来に来るようにとのこと。  なお、傷口にバイ菌が入らないようにするため、ガーゼを濡らさない自信がないなら入浴は避けてほしいの指示。想像以上に緊迫した医師の対応を目の当たりにし、パスツレラ症の怖さを実感した日でした。
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医師から完治と診断されたのは発症〇日目
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