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地元の裸祭りでカレシがふんどし姿に…悶々とする女子は考えすぎ?

 大勢のふんどし姿の男子たちが参加する裸祭りは古くから全国各地にあり、真冬のもっとも寒いこの時期にも行われています。
裸の男性の背中

写真はイメージです(以下同じ)

 参加者には中高年もいますが、その一方で若い男性も多く、会場にはその姿を一目見ようという若い女性たちの姿も少なくありません。ただし、自分の彼氏が裸祭りに参加することに対しては、抵抗を感じる人もいるようで…。

ふんどし姿の彼氏を人に見られたくない

「いかがわしいものではなく奉納などの神聖な行事であることはわかっていました。けど、当時はまだ若かったのでカレが人前でお尻丸出しのふんどし姿になることがすごく恥ずかしかったんです」  そう話すのは、数百年の歴史を持つ裸祭りが行われている土地で生まれ育ったという名波誠子さん(仮名・25歳/歯科助手)。お祭りのことは子供のころからよく知っており、親戚のおじさんやイトコが参加したこともあったとか。そのときは「頑張って!」と送り出してあげたそうですが、彼氏に対してはそれができませんでした。 「周りの人に裸祭りに出ているカレを見られたら恥ずかしい、嫌だと思ってしまったんです。プールや海水浴で水着姿になるのなら別にいいんですけど、当時の私にとってはふんどし姿がすごく卑猥(ひわい)な格好に感じてしまって。  カレは郷土愛の強い人で、その年の裸祭りに参加することをずっと楽しみにしていました。私もそれを知っているから『参加しないで』と言うことはできなくて。ただ、真冬に行われるお祭りでしたから『当日はすごく寒いし、風邪ひいちゃうよ』って心配するフリをして、ネガティブな話ばかりしていました。それでカレが参加を思いとどまってくれたらいいなと思って(苦笑)」 ふんどし裸祭り太鼓叩く男性

姉と親友から「彼氏に失礼」と言われたけど……

 彼氏と同級生だった2歳上の姉にも相談してみましたが、「そんな理由で反対してるなんて知ったら悲しむよ」と言われ、中学高校と一緒だった親友からも「恥ずかしいなんて失礼だよ」とたしなめられてしまったといいます。 「お姉ちゃんや仲のいい友達ならカレのことも知っているし、見られてもそこまでは気にしません。けど、そこまでの付き合いじゃない元同級生とかに『彼氏、お祭りに出てたね~』とか言われたりするのが嫌だったんです。あのころは私もまだ幼かったというか、自分自身のことも含め、人から見られることをすごく気にしていたので」  そんな誠子さんの気持ちに彼氏は気づくことなく、お祭り当日を迎えます。「見に来てほしい」と言われ、会場のお寺に来たものの知り合いに声をかけられなくなかったため、人混みを避けてすみっこのほうで目立たないようにしていました。  ところが、地元の一大イベントということもあって多くの人が集まり、彼女も3人組の高校時代の同級生グループから声をかけられてしまいます。

今ではお祭りへの参加を後押し

裸祭り「彼氏が参加しているのを見たらしく、『お祭りに出てたね』って言われてしまったんです。恐れていたことがついに現実になったと思い、恥ずかしさで相手の顔を見ることもできませんでした」  ですが、懸念していたような変にイジられたり、からかわれることはありませんでした。 「『すごく凛々しかったね』『祭り男子ってカンジでカッコよかったよ』って誉めてくれたんです。そんな風に言ってくれるとは思ってなかったので、すごくうれしかったです」  後日、誠子さんは彼氏にふんどし姿が恥ずかしいと思っていたこと、お祭りに出てほしくないと思っていたことを打ち明けて謝罪。それに対して彼氏は怒ることなく、笑って許してくれたそうです。 「今は結婚して息子と3人で暮らしているのですが、カレは『将来は子供と一緒にお祭りに出たい!』と言っています。子供はお祭り会場に連れて行ったらキャッキャ喜んでいたので、私もその日が来ることを楽しみにしています」  お祭りに参加すること自体、実は名誉なこと。ちょっと恥ずかしいという気持ちは理解できますが、快く送り出してあげるのがいいかもしれませんね。 ―シリーズ「冬の恋愛悲喜こもごも」― <文/トシタカマサ イラスト/やましたともこ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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