「グラホとして6年勤務してきた」と言ってきた私。これは本当。でも、1社目は3年で辞めていて、そのあと別の外資系航空会社のグラホに再就職したのです。すみません……。
1社目を辞めた理由? あれだけグラホになりたいと思っていたのに?
私の場合は
接客の第一線にいたかった! これが一番の理由です。
勤続年数に比例して責任のある業務に就くのは当たり前のことだと分かってはいるのですが、チェックインもゲート業務も好きだったから。だから、あっという間に新人の教育担当になり、ゲートコントローラー(ゲートでの責任者)になり、ファーストクラスのチェックイン担当になり、VIP客のコンシェルジュになり……。日々、ひたすらチェックインをこなす接客の第一線から離れていくことがどこか寂しかったのかも。のどが痛くてツライときもあったけど。
多いときは一日に何度も機内に足を運んでいたのに、飛行機の近くに行くことすらできなくなり窓から眺めるだけの日々にも刺激不足を感じていました。
「
私ってずっとエアラインで働くの? いつか辞めたときこのキャリアは生かせるの?」と将来への漠然とした不安を感じていたのもちょうどその頃。彼氏どころか出会いすらなかったし。25歳、いろいろと考えるお年頃です。
そこで、思い切って退職したというわけ。