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育休を使って飲み歩く夫…“とるだけ育休”に怒る妻たち

 厚生労働省が、「2020年までに男性の育休取得率13%を目指す」と目標を掲げてから約5年。最近は育休を取得する男性を目にする機会も増えてきました。男性も女性も育児ができるよい流れである一方、「とるだけ育休」という新たな問題が浮上しています。
赤ちゃん

写真はイメージです(以下同)

 ママ向けアプリ「ママリ」を提供するコネヒト株式会社の調査*によると、「育休を取得した男性の約3人に1人が1日あたりの家事育児時間が2時間以下」という実態が明らかになったそうです(夫が育休を取得した508名の母親の回答から)。あくまで一部とはいえ、このような質の低い育休「とるだけ育休」状態にある夫がいることに対して、世間では様々な声があがり始めました。
育休中の夫の家事・育児時間

育休中の夫の家事・育児時間 出典:男性の「とるだけ育休」を防ぐための提言(「変えよう、ママリと」)

育休をとっただけで、何もしなくても「イクメンですね」?

 実際に夫が育休をとったという、春奈さん(仮名・32歳)に話を聞いてみました。春菜さんは昨年に第一子を出産。そのとき夫は2週間の育休を取ったといいます。 「周囲で育休をとった男性が珍しかったこともあり、夫が育休中という話をするだけで、『イクメンだね!』という言葉が返ってきました。『子育てが初めてでも楽勝だね』と言われたこともあります。その発言に悪意はないのですが、私の中ではモヤモヤが残りましたね」 とるだけ育休 春菜さんが感じたモヤモヤとは一体どのようなものだったのでしょうか。 「産後2週間、夫が家にいるだけじゃどうにもならないんですよね……。もちろん、いないよりはいいと思います。けれど、産後すぐの我が子は、日中ほぼ寝ていたので、夫がやることがそんなになかったんですよ。肝心なのは食事や洗濯・掃除などの家事なんですけど、夫は『家事』を『育児』だとは思っていないようで、完全にノータッチでした。気まぐれに替えるオムツとミルクで育児をやった気になっていたんです」  聞けば、哺乳瓶の消毒やうんちをした際のおむつ替えなど、面倒なことは全て春菜さんがやっていたといいます。 「食事の準備や洗濯は全部私がしました。なぜ、産褥(じょく)期と呼ばれる時期に私は夫の食事まで作っているのか、むなしくなりました。一方、夫は大満足。映画を何本も観て、簡単な育児体験もでき、会社では『イクメン』ともてはやされ、彼にとっては最高の2週間だったようです。『赤ちゃんってやっぱかわいいよね』という夫の発言に、最後は殺意すら湧きました」  育休をとっただけで、内情を知らない周囲から「イクメン」と呼ばれる夫。春菜さんのモヤモヤはいまだに晴れません。
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「男は泣き声に反応できないから無理」と言う夫
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