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発達障害の人たちが語る恋愛の難しさ「相手をメンヘラ化させてしまう…」

 雑談が苦手、物忘れが多い――発達障害を抱える人たちの生きづらさが、徐々に知られるようになっている。それは仕事や日常生活だけでなく、恋愛においても苦労を強いられるという。当事者特有の恋愛の悩みを聞いた。
発達障害者の恋愛

※写真はイメージです

発達障害の人が感じる、恋愛の難しさ

 コミュニケーションを取るのが苦手、落ち着きがなく同じミスを何度も繰り返す、できることとできないことの差が激しい――。こういった特徴を示すことが多いとされる発達障害。  原因は先天的な脳の機能障害で、仕事や日常生活に支障が出るのはいわずもがな、人間関係の極致である「恋愛」において、当事者の苦悩は計り知れない。 「彼女に『早く会いたいね』と言われたので真夜中に車で2時間かけて会いに行ったら、『本当に来たの!?』と引かれてしまった」(27歳・男性) 「恋愛心理学で相手の表情や動作、仕草を真似ると好感が得られるというミラー効果を知って、意中の女性の前で実践したら、真似しすぎてかえって気持ち悪がられてしまった」(39歳・男性) 「毎日彼氏と会いたいという気持ちがわからない。もちろん好きって感情はあるけど、会うのはワンシーズンに1回くらいで十分だと思う」(28歳・女性)  これらはすべて発達障害の種類のうちASD(自閉症スペクトラム障害)に当たる人から聞いたエピソードだ。発達障害カウンセラーで自身もASDである吉濱ツトム氏に、その特徴を聞いた。 「ASDにはいくつかタイプがあって、日本人に一番多いのが受動型。社会的適応力の欠如、コミュニケーション能力の欠如、興味の凸凹という特徴があります。孤立型は、表面的には他人にまったく興味がなく、コミュニケーションの必要性を感じていません。 ASDはストーカーのように異常なほど固執する印象をもたれがちで、確かにそういった面もありますが、用件がなければ連絡しない、会おうともしないこともあります。行動が極端で中間を取るのが難しいのです」

彼女をメンヘラ化させてしまう

 さらに発達障害YouTuberの光武克氏は、ASDの男性に顕著な恋愛傾向について語ってくれた。 「ASDは自分の世界に相手を取り込もうとする人が多く、それでいて自己肯定感が低いので不安になりやすい。それが恋人と連絡を取り続けるなどの束縛に繋がり、行きすぎた独占欲は共依存を引き起こす。結果として彼女をメンヘラ化させてしまうのです」  光武氏自身も気づかぬうちに彼女をメンヘラにさせてしまった経験があるという。 「彼女の希望で、携帯電話を交換していたことがあります。通知が来たら『○○さんから連絡が来ている』と互いの連絡を監視していました。いつのまにか共依存になっていて、僕が彼女をそうさせたんだと後で気づきました」
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恋愛をきっかけに発達障害が発覚
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