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職場でウザがられない、仕事力より大切なものは?

 不景気のなか入社してきた20~30代とバブルをかすった40代とは、考え方や仕事のスタイルはまるで異なる。そのすれ違いから不満や鬱憤がたまる若い社員は多いが、40代だって言い分がある。では、ウザい40代から脱却するにはどうすればいいのだろうか?

ウザい40代から脱却するには多少の反発は恐れるべからず!



 ウザがられる40代は、大別すると2パターン(※下記参照)。“友人関係だとしても付き合えないほど人としてダメ”な場合と、“人生の先輩なのに大人げなく器の小ささを感じる”場合だ。正直、前者の場合は人間性から改善する必要があるので一朝一夕でどうこうできるものでもなさそうだが、後者の場合は心掛け次第でウザキャラから脱却することもできそう。

上司と部下 では脱・ウザキャラの方法をコミュニケーション研修講師の濱田秀彦氏に伺おう。

「仕事のスキルが足りない部分は補うよう努力する必要はありますが、実はスキルの低さが理由でウザがられることは少ないんですよ。客観的に見て部下よりも仕事力が劣っているのなら、自分よりも優れているジャンルの仕事はその部下に頼んだり、もしくは素直に教えを乞うてもいいんです」

 体面だけでも全ての能力が部下や後輩よりも勝っているように見せるべきと、思い込んでいる40代は少なくなさそうだが……。

「その思い込みが危険。器の小ささにつながってしまいます。実際は劣っている点は多かれ少なかれあるはずなのにそこを隠そうとすると、責任を押し付けようとしたり、無意味に高圧的な態度を取ったり、媚びたりしてしまう。そしてその姿勢が20代、30代からウザがられるという負のスパイラルにハマってしまうわけです」

 なるほど。虚勢を張るのをやめることが脱・ウザの第一歩か。

嫌われる40代会社員は この2パターン



【1】友人関係だとしてもつき合えないほど、人としてダメ

 手柄を横取りする、責任をなすりつける、自分ができていないことを強要するなど、上司や先輩としてダメという以前に、人間性に問題アリといったタイプ。改善するには性格を根本から変える必要があり、大変困難。

「仕事力が高くなくても、人間力が高い、すなわち“大人”的な立ち居振る舞いができれば、決してウザがられないと思いますよ。20代、30代が求めているのは、人生の先輩としての器の大きさです」

 だが実際どのようにすれば?

「虚勢は張らずに、課長時代の島耕作を演じてみるとか。彼の決断力や柔軟性や男気は、今の若者にも受け入れられると思います。ともすれば『ウチの上司、島耕作気取りでナルシシストっぽい(笑)』と陰口叩かれるかもしれませんが、それは想定の範囲内ということにして、徐々に島耕作のような大人力を養っていけばいいんですよ」

 下から多少の反発が出ても気にしないのがポイントだとか。

【2】人生の先輩のくせに、大人げない

 昔の栄光自慢ばかりする、若者のご機嫌取り、すぐ不機嫌になるなど、若手より人生も社会人生活も長いはずなのに、「さすが大人!」と思わせてくれる行動ができずに嫌われるタイプ。仕事スキルの高低はほぼ関係ない。

「会社は仲良しクラブではないので、部下や後輩から多少疎まれたり悪口を言われるぐらいが、きちんとマネジメントをしている証しといえるんじゃないでしょうか。自分より下の社員全員から好かれるなんてことは不可能に近いし、そこを目指してしまうとヘンに媚を売るようになってしまう。反発があっても自分のスタンスを正しいと信じ、ブレないでいることが大事なんです。そうすれば3年後、5年後に、今の部下がお礼を言いに来てくれたりするようになるんじゃないでしょうか」

 磨くべきは仕事力より大人力!

<うざい40代と言われないための参考図書>
『課長 島耕作』(講談社)

「『会社のため・部下のために』行動する島の姿勢は、後輩や部下から歓迎される。『自分のために』が透けて見えると嫌われます」

― [40代会社員]のウザい言動【9】 ―




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