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「コロナ騒動で殺される」不安の中で…在米日本人主婦の声

 新型コロナウイルスの感染が広がり、アメリカ各地で非常事態宣言が出始めてから約2週間。  ニューヨークやロサンゼルスでも自宅待機が要請され、全米で買い占めが起こり、飲食店の営業が禁じられ、あのトム・ハンクスが感染してしまいました
 現地の混乱の様子が日本でも毎日のように報じられていますが、実際現地で暮らす日本人はどう感じているのでしょうか? アメリカ暮らしの長い日本人主婦3人に話を聞きました。

パニック買いで食糧難?トイレットペーパーや体温計も

空になったトイレットペーパー売り場

空になったトイレットペーパー売り場

 普段、大型スーパーマーケットに勤務しているという速水瑠里子さん(33歳・仮名)は、居住地域に非常事態宣言が出され、人々が買い占めを開始した当初、「なぜ今日はこんなに忙しいのだろう?」と疑問に思っていたといいます。 「コロナのことは知っていましたし、ハンドサニタライザー(手用消毒液)や除菌用スプレーがなくなってきているのには気がついていました。ウィルス対策としてのアルコール消毒は当然ですからね。  でも、その日はトイレットペーパーや体温計についての問い合わせが多くなり、まだ飲食店は普通に営業中だったにもかかわらず、食料品の在庫が底をついてしまったので何かあったのかな、と」 コロナウイルス感染拡大中アメリカのスーパーマーケット 後に、学校をはじめとする公共機関がクローズになったことによって、パニック買いが一気に加速したことを知ることに。  全米各地でパニックになった市民が、たまねぎやジャガイモなどの野菜類、小麦粉やパスタ、カップ麺など日持ちのする食材、さらには肉類を大量買い。飲食店の営業禁止命令が出た今、店からはそれら食料のほとんどが姿を消しているそう。 「私の勤務するスーパーは今も営業していますが、今週から学校が閉校されてしまったため、子持ちのスタッフが働けずに限られた人数で回しています。私も娘の小学校が数週間休校になってしまい、ここ数日は娘と一緒に自宅にこもっています」 コロナウイルス感染拡大中アメリカのスーパーマーケット

自然災害時と混同?コロナ対策で水と懐中電灯を買い占め

 米住歴20年の神田華さん(42歳・仮名)は、 夫と二人の息子と暮らす専業主婦。今回の見当違いな買い占め騒動について見解を語ってくれました。 「うちの地域では大雪になると外出禁止令が出ます。水道が止まってしまうこともあるので、その直前は水や懐中電灯、日持ちのいい食材なんかが売り切れ状態になるのですが、今のパニック買い状態はまさにそれ。自然災害と混同しているんです、きっと」
ミネラルウォーター売り場

ミネラルウォーター売り場も空っぽに。

 また、この状況下でフードデリバリーサービスを使っている人が全世界で増えているといいますが、アメリカもご多分にもれず、レストランに行けない代わりにデリバリーを利用する人が急増しているよう。 「先日、Uber Eatsと同じようなフードデリバリーアプリから、『レストランの売上げが75%も落ち込んでいます。こんなときこそ私たちのアプリでお気に入りのお店をサポートしてください』というメールが届きました。  近所に行きつけの韓国料理屋があるのですが、売上減少で潰れてしまわないか心配で。よし私も応援するぞと、その晩はさっそくデリバリー注文をしました」  3月18日現在、神田さんの住む地域では学校や飲食店だけでなく、ショッピングモールや衣料品店、映画館、フィットネスジム、そして美術館や図書館などもクローズしています。
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スマホに緊急警報「暴動でも始まったのかな?」
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