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便秘も下痢も、肥満のサイン!“やせ体質”になれる正しい便とは

Sponsored by/「大腸劣化」対策委員会

 加齢と共にやせにくくなる一方。特に、便秘気味だと”ぽっこりお腹”が全然へこまない上に、お肌も荒れがちです。 大腸劣化1_2 私の場合は、むしろ下痢っぽくて1日何度もトイレに行くのですが、やはりお腹はぽっこりです。便秘よりは、やせやすい気がするんだけど…。

自分で気づかない”隠れ便秘”かも?

 ところが――。 「いやいや、便秘や下痢、そして”隠れ便秘”も問題です。同じように、太りやすい体質なのです」   そう話すのは、帝京平成大学・健康メディカル学部・健康栄養学科の松井輝明教授。なんですと~! 「便秘とは『本来体外に排泄すべき糞便を、十分量かつ快適に排出できない状態』のことです。便の回数が少ないだけでなく、”なんだかすっきりしない”という『残便感』があるのも”隠れ便秘”なのです。便秘や”隠れ便秘”は、大腸が劣化しているサイン。また、下痢も大腸劣化が原因のことがあります」(松井先生)  つまり、すっきりせずに何度もトイレに行く私も、便秘と同じなんですね…。  でも「大腸劣化」って一体何が起きているの?そして「太りやすい体質」と、どう関係があるの?教えて、先生!

便のトラブルは、なぜ肥満体質につながるのか

 大腸は、消化器の中でも一番最後の部分。便を作るだけでなく、全身の健康と関わるとても大事な器官だということが、最近わかってきたそうです。 便秘「大腸には数千種類の腸内細菌が、数百兆個も棲んでいます。その中には、善玉菌、悪玉菌、どちらでもない日和見菌がいます。また、『やせ菌』『デブ菌』と呼ばれる腸内細菌もいます。  この腸内細菌のバランス、つまり腸内フローラが崩れてしまうのが、大腸劣化なんです。  『やせ菌』はスーパー物質『短鎖脂肪酸』(通称・やせ酸)を作り出してくれます。ところが、大腸が劣化すると、このスーパー物質が不足してしまうのです」(松井先生)  短鎖脂肪酸は、脂肪の過剰な蓄積を防いだり、有害な菌の増殖を防いだりする、すごい物質だそう。大腸劣化で、この“やせ酸”が減ってしまうから、肥満体質になってしまうんですね。  

肌荒れや免疫力低下…全身トラブルにつながる大腸劣化

 また、便秘するとお肌にブツブツができたりするのも、大腸劣化が原因だそうです。  大腸劣化全身図版「大腸劣化の怖いところは、大腸の腸内環境が悪化して大腸内に老廃物が長い時間留まることで有害物質が発生し、腸壁の炎症を引き起こすことです。その後、弱った腸管壁から周囲の細胞に、さらに血液に乗って全身に有害物質が拡がることになります。その結果、肌荒れや吹き出もの、免疫力が低下する、うつ病など、全身であらゆるトラブルを引き起こしてしまうのです」  大腸は「捨てるべきもの」が集まる最後の場所。例えば、部屋の生ゴミを溜めっぱなしにしたら、やがて部屋が臭くなったり雑菌だらけになって体調を崩してしまいますよね。部屋も大腸も、きれいに保っておくことが大事なんですね。

大腸劣化でオナラが止まらなくなった女性の話

 実は、この記事のイラストを描いているアラサー漫画家・モー子さんも、会社員時代に地獄の大腸劣化体験をしたそうです。  身勝手な先輩2人の、パワハラや理不尽な態度に振り回されていたモー子さん。やっと2人が退職し、平穏な毎日がくると安堵した矢先に、ソレは始まりました。 モー子さん漫画「当時、忙しさや職場の人間関係のストレスで、暴飲暴食して5キロ太ったりしていました。忙しくて自炊ができず、コンビニ弁当やお菓子ばかり食べてましたね。  そんなある日、勝手にオナラが頻繁に出るようになったんです!仕事中に、じわじわお腹の不快感が広がって、職場でオナラが出てしまう。苦しいやら恥ずかしいやらで、泣きながら帰ったこともあります。  便も変でした。いつもドブみたいな形状の便で、ひどい時は黒い便が出ることも。ニオイも異常だったと思います。そして、憂うつ感があって、風邪もひきやすかったです…」(モー子さん)  まさに大腸劣化が引き起こした全身トラブル! のちにモー子さんは「過敏性腸症候群」と診断されました。今は仕事を辞め、野菜中心の食事と軽い運動で、症状は少しだけ落ち着いてきたそうです。

やせ体質になるには「ビフィズス菌+食物繊維」を摂ろう

 便秘や下痢が改善して大腸が健康になれば、肥満や肌トラブルも改善できることはわかりました。では何をすればいいのですか? 前出の“やせ酸”こと「短鎖脂肪酸」を摂ればいいのでしょうか? 「残念ながら、短鎖脂肪酸を食物から摂ることはできず、自分の大腸内でしか作れません。  そのためには、ビフィズス菌などの善玉菌と、そのエサとなる水溶性食物繊維やオリゴ糖を、意識して食べればよいのです」(松井先生)  意外と簡単でホッとしました!具体的な食材は、以下のようなものです。 ●ビフィズス菌 ビフィズス菌を食品で摂るならヨーグルトやサプリメントが手軽。 ●水溶性食物繊維 大麦、海藻(わかめ、ひじき等)、キウイ、アボガド、ごぼう、納豆など。 ヨーグルト

ビフィズス菌と乳酸菌はまったく別物だった

 実は、私も「ヨーグルトと食物繊維は美容に良さそう」と思って、せっせと食べていました。ところが、これには落とし穴が! 通常のヨーグルトに入っている乳酸菌と、ビフィズス菌はまったく別物だと言うのです。 「乳酸菌は小腸に多く、ビフィズス菌は大腸に棲んでいます。どちらも善玉菌ですが、ビフィズス菌は短鎖脂肪酸を作れて、乳酸菌は作れないのです」(松井先生)  ええっ。では私は“やせ酸”を作れていなかったんですね…。ヨーグルトの中にはビフィズス菌が入っていないものもありますので、“やせ酸”を作りたければ、パッケージに「ビフィズス菌」と書いたヨーグルトを選びましょう。  ビフィズス菌を摂って大腸環境が整ってきたサインは、やはり便でわかります。松井先生によると、「残便感がないこと」「便のニオイが少なく、バナナ状で、黒くも白くもない黄土色」が理想的な便だそうです。 便秘なおった

大腸をケアして美人をめざしましょう!

 ビフィズス菌が肥満や肌荒れの改善に良いことは、研究でも明らかになっているそう。  例えば…皮膚トラブルがあって便秘がちな成人女性28名に、ビフィズス菌を含む乳酸菌飲料を8週間飲んでもらったところ、排便状況(回数や爽快感など)と肌状態(つや、はり、乾燥など)の自覚症状に改善が見られたそうです。(※1)  また、健康で肥満度1(BMI 25-30)の成人80名を、「ビフィズス菌が入ったカプセルを12週間投与したグループ」と「プラセボ=ビフィズス菌が入っていないカプセルを投与したグループ」で比べた研究。ビフィズス菌を摂ったグループでは、体脂肪量が減少し、摂取前よりウエストサイズも減少したそうです。(※2)  実は、女子SPA!編集部でも腸活にめざめた部員がいて、半年前からビフィズス菌入りヨーグルトと食物繊維を毎日のように食べていました。すると今年3月の健康診断で、「気がついたら体重が3kg減ってた~♪」とのこと。何のダイエットもせず、家に体重計さえないというから、これって“やせ酸”のおかげ!?  みなさんも大腸を大切にして、いい便通と健康美をめざしてください!

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●参考文献 ※1.米澤ら「ビフィズス菌含有乳飲料摂取による肌状態の改善作用」アレルギーの臨床34(10)、2014 ※2. Minami J,et al.Effects of Bifidobacterium breve B-3 on body fat reductions in pre-obese adults: a randomized, double-blind,placebo-controlled trial,Bioscience of Microbiota. Food and Health Vol. 37 (3), 67~75, 2018  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30094122/ <文/女子SPA!編集部 イラスト・漫画/モー子 提供/「大腸劣化」対策委員会>
女子SPA!編集部
大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。twitter:@joshispa、Instagram:@joshispa
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