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ディオールの工場で消毒ジェル…世界のブランド企業がコロナ対策物資を生産

 世界各地で感染が拡大する新型コロナウイルス。それにともない、マスクやハンドジェルなどといった衛生用品の需要が急激に高まっています。これまで簡単に購入できたはずの商品が深刻な品薄状態となり、手に入りにくいばかりか価格も高騰。終息の目処もつかないなかで不安は広がる一方です。 消毒 アルコールジェル 一般向けの供給が追いつかない理由のひとつには、まず医療機関の需要を満たせていないということが考えられますが、そんななか複数のブランドが支援に乗り出しています。

LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)

 クリスチャン・ディオール、ゲラン、ジバンシィの香水や化粧品を製造する工場で、アルコールジェルを大量生産。また、自社の流通ネットワークを活用して中国のメーカーに4,000万枚のマスクを発注しました。いずれもフランスの保健当局に無料提供するとのこと。少なくとも4週間以上は同量の注文を繰り返すとしています。  LVMH会長兼CEOのベルナール・アルノー氏は、このためになんと500万ユーロ(約6億円)の資金を調達したのだとか。

ケリング・グループ

ケリング コロナ

(画像;ケリング公式サイトより)

 グッチ、イヴ・サンローラン、バレンシアガなどを傘下に持つ同グループでは、中国から輸入したマスク300万枚をフランスの医療機関に提供。マスクの製造準備も同時に進めています。  グッチは、イタリア トスカーナ州に対し100万枚以上のマスクと5万5000着の白衣も生産・寄付予定です。

バーバリー

 これまでも、自社の流通網を使った1万枚以上の医療従事者用マスクの頒布、新型コロナウイルスのワクチン開発支援のためオックスフォード大学への資金提供や、イギリス国内の食料貧困支援慈善団体への寄付など、積極的に支援を行ってきたバーバリー。  今度は、イギリス・ヨークシャー州にあるトレンチコート工場の設備を一新し、ガウンとマスクの製造に乗り出したとのこと。認可が下り次第、製造と流通にとりかかるようです。

カナダグース

 高級ダウンジャケットで有名なカナダグースは、同社工場にて、医療用白衣と患者用ガウン1万着を目標に生産。医療施設に寄付予定としています。

ギャップ

 バナナリパブリックやオールドネイビーを傘下に持つギャップは、3月19日より一時的に北米地域の店舗を閉めているため、その間自社の設備を使用し、何百万ものマスク、患者用ガウン、医療用白衣をカリフォルニアの医療ネットワークに提供することを発表しました。

ブルックス ブラザーズ

 アメリカで最も歴史のある紳士服アパレルブランドであるブルックス ブラザーズも、政府からの要請を受け、医療用物資の生産をすることを発表しています。
ブルックスブラザーズ

新型コロナウィルスと戦う人のため、マスクの生産を開始すると表明した、ブルックス ブラザーズリリース

 アメリカ国内にあるネクタイ、シャツ、スーツを製造する自社の縫製工場をマスクや医療用ガウンを縫製する工場へと仕様変更し、当分これらの工場で1日にマスク15万枚を製造、アメリカ国内の病院や医療施設への提供を予定しています。

ダイソン

 英国政府からの注文を受け、1万台の新型人工呼吸器を製造。受注から10日間で設計したこの新しい機器は、短期間で効率的に大量生産することが可能となっているそう。  受注分に加え、各国のコロナ対策のために5000台の寄付もおこなうとしています。  他にもアルマーニやフェラガモ、サンローラン&バレンシアガなど何らかの形で支援に乗り出している企業は数多く、これらはあくまで海外のごく一部の例にすぎません。いっぽう日本でも、同様の動きが出てきています。
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ジェラートピケの消毒ジェルは即日完売
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