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人気女優、セクハラ反対運動を「偽善的だと思う」

 パリ出身でアンニュイな雰囲気が魅力の女優レア・セドゥ。本国フランスでの活躍はもちろん、ハリウッドの話題作に出演し、007のボンドガールとしても知られる。  いまやフランスを代表する人気女優となったレアがこのたび、セクハラ反対運動#MeTooに言及し、「女性がこの運動を利用して、被害体験を口にすることで注目を浴びようとしている」と批判した。

名家のお嬢様が人気女優に

レア・セドゥ

レア・セドゥ(C)Laurence Agron

 フランス・パリに生まれ、祖父と大叔父は映画会社の会長母は世界最大の石油開発会社「シュルンベルジェ」創設者の孫という超名門一家出身のレア。2005年、フランス人アーティストのミュージックビデオに出演したことをきっかけにデビューした。  2009年にはハリウッドにも進出して活躍の場を広げ、トム・クルーズ主演の映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』に出演。2013年の映画『アデル、ブルーは熱い色』では女性と恋に落ちる同性愛者を熱演し、カンヌ国際映画祭で最高賞(パルムドール)を受賞。同映画祭史上初めて、出演女優が最高賞を受賞するという快挙を果たした。  2015年には“007”のボンドガールに抜擢され、シリーズ第24作目となる映画『007 スペクター』に出演。11月に世界公開が延期されたシリーズ最終作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』にも出演している。
 いまやフランスを代表する人気女優となったレア、私生活では恋人のアンドレ・マイヤーとの間に授かった息子のママでもある。

「#MeToo」運動はすごく偽善的

 英版ハーパーズ バザー誌5月号で007の最新作について語ったレア。ここ数年活発化しているセクハラ反対運動「#MeToo」についても言及した。 「(#MeTooは)すごく偽善的だと思う。だって、みんな分かっていたわけでしょ! それなのに、彼女たちは便乗して『はい、私は被害者です』と主張し、今はヒーローになっている。おかしすぎる! 私にとって、ヒーローとは赦し。赦しこそ必要でしょ?」 「#MeToo」をきっかけに、撮影現場で女性と仕事をする際、男性が戦々恐々としているようにみえるというレア。女性たちは男性差別にも敏感であるべきと語る。 「フェミニストでいることって良いけど、マスキュリストでもあるべきよ。その反対もね。男性はフェミニストでいるべき。お互いにサポートし合わないと」
 また、あらゆる差別や偏見を防ぐために、政治的・社会的に公正・中立な言葉や表現を使用する「ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)」という考え方にも異論を唱えた。 「分類されたくないから、ポリコレは嫌。それに道徳も嫌い。決めつけだから。今世の中は完成されすぎなほどで、私にとって非常に恐ろしくもある。失敗をする自由もないし」  そんなレアは、女性であるが故に成功から遠ざかると思ったことはないという。 「昔の女性たちにとって本当に悩みの種だったのでしょう。私は男性より劣っていると感じたことはないけどね。自分が女性だから何かできないなんて考えたこともないもの

「いきすぎたセクハラ告発」を批判するフランス人女優たち

 ハリウッドの元大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのスキャンダルに端を発し、セクハラ行為への抗議行動として一大ムーブメントとなった「#MeToo」。ハリウッドのトップ女優達が積極的に参加したこの運動に対し、異論を唱えたフランス人女優は、実はレアだけではない。  フランスの大女優、カトリーヌ・ドヌーヴは、作家や学者などフランス人女性100人との連名で、「男性には女性を「口説く自由」が認められるべき」との声明をフランスの新聞『ル・モンド』紙で発表。 「レイプは犯罪」と明記する一方で、最近のムーブメントはどこか「魔女狩り的になっていないだろうか」と危惧を示した。  さらに、フランスを代表するセックスシンボルとして知られる女優のブリジット・バルドーも「自分はセクハラを受けたことはない」と明言したうえで、#MeTooを「偽善的」「売名行為」と非難した。  一方で、仏人気女優のマリオン・コティヤールは、先輩女優達とは一線を画し#MeTooを支持する考えを表明しており、同じフランス人女優の間でも議論が分かれている。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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