サードウェーブの原点?日本の“漢字系”コーヒー店もスゴいのだ

3月7日、ブルーボトル青山店のオープン日に行ってきました。創設者のジェームズ・フリーマンさんにもお話を聞けました! ⇒【前編】コチラ

バリスタたち

 フリーマンさんは、「日本の多くのお客さまに喜んでもらえてとても嬉しい」ともおっしゃっていました。  3号店は代官山にオープン予定ということで、まだまだサードウェーブの人気は続きそうですね。
フードメニュー

フードメニュー

「サードウェーブ=アメリカから」というイメージがありますが、もともと「ブルーボトルコーヒー」も、フリーマンさんが日本の喫茶店にインスパイアされた部分が大きいそうです。

日本の“漢字系”珈琲店にも注目

 日本のコーヒーチェーンでも「上島珈琲」、「コメダ珈琲」、「珈琲館」など、昔ながらの丁寧な喫茶店を思い出させ、かつ先進的なカフェは数多くあります。  例えば、2012年に東京・尾山台、2013年に西麻布にオープンした「丸山珈琲」。もとは軽井沢で24年も続く珈琲店なのです(現在は長野県5店・山梨県1店・東京都2店)。
丸山珈琲 公式サイト

丸山珈琲 公式サイト http://www.maruyamacoffee.com/

「丸山珈琲」ではスペシャルティコーヒーが常時30種類以上あり、ハンドドリップの他に、フレンチプレスという、コーヒー豆のうまみを逃さない抽出法も使用しています。店内ではコーヒーミル(手で豆を挽ける)を試したり、6種類のコーヒーをテイスティングできたり、提携先のパティスリーが提供するケーキを楽しめたり…。  落ち着いた店内の雰囲気もアメリカとは少し違いますが、何より、座ってオーダーできてお水もすぐに出され、「お砂糖はいかがですか」とわざわざ聞いてくれるところに日本らしさがあらわれています。  アメリカの「サードウェーブ」が日本に押し寄せたことで、コーヒーへの関心が高まっているのも事実。様々なコーヒー豆の種類や、抽出法にも影響される味わいの違いなど、コーヒーの世界はとても奥深いのです。この波を機会に、お気に入りのスペシャルティコーヒーを見つけて楽しむのも素敵ですね。

写真はイメージです

<TEXT/松嶋ゆうこ> 【松嶋ゆうこ】 松嶋ゆうこ青山学院大学を卒業後、ITベンチャーを経て飲食店の立上げを経験し、パリ「エスコフィエ」でフランス料理を学ぶ。栄養士、食育インストラクター、ソムリエやフードアナリスト1級等の資格を持ち「食を通じて健康に美しく」を目指し、TVなどメディアで料理研究家・コメンテーターとしても活動中。(ブログhttp://ameblo.jp/dietreport/
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ