＜ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ＞ 　嬉しいことに、ジャニーズのみなさんが入れ替わり立ち代わりインスタライブをやってくれています。 　その頻繁さは、まるで景気のいいパーティ攻勢のよう。今日はあそこで誰々のイベントが、明日はあっちで誰々の会がといった具合です。“招待状”(インスタストーリーによる告知)は大抵前日に来るので、「見逃さないようにしなきゃ」と気合いも入ります。 「外出自粛で人に会わないから、どんどん無表情になっちゃう」と嘆いていたヲタさんも、「ちょっと可愛い部屋着に着替えて観る！」「簡単にメイクする」など、インスタライブを“リモート現場”として楽しんでいる様子。 　大好きなジャニと“同じ時間”を共有できるだけでもありがたいのですが、“神の瞬間”に立ち会えると、喜びはいや増します。 　先日、嵐がリモートスタイルでインスタライブをやった際、あまたのコメントに混ざって山下智久さんの「見てるよー」的なお言葉が流れました。 「え？ 今の、山ピー!?」 その瞬間、50万もの視聴者の体温が爆上げしたことは、想像に難くありません。山下さんの発した一言は、濁流に呑まれながらも輝く水蜜桃のようでありました。これが何を意味するか？ 「わ、私のコメントの上を山ピーのコメントが流れてった！」「私と同じように、今スマホでこれを観てるんだ！」「こっち側にいてくれてるんだ！」 この心強さと高揚感は、何ものにも替えがたいのです。 　さらに、この回は嵐のメンバーも“ひとりずつ別の場所から、ふたりで参加する方式”で、他のメンバーは自分の番が来るまで待機。待ち時間が長めだった相葉雅紀さんは、泣き顔の絵文字を添えて「待ってるよ～」的なコメントを流しました。これまた、「わ！ 相葉ちゃんのコメントが私の下に！」などとこそばゆく思わせてくれるのです。 　なんでしょう、“ステージから元気を与えてくれつつ、一緒に客席に座っていてくれるような温かみ”にすごく救われます。インスタライブは、こうした“突発的な楽しみ”に触れられることもまた、醍醐味といえましょう。 　“突発的”といえば、同じくインスタライブを行った堂本光一さんも、すげぇものを見せてくれました。 　前日、真面目な面持ちで「明日の22時からインスタライブをやるのでぜひ見てほしい」と告げられた私たち。が、居住まいを正してスマホを観るも、定時に始まらず。 　あげく、濡れ髪で目から上のみの光一さんが出たかと思うと「すいません、今風呂上がりました。ちょいお待ちを。すいません！」とか言って切れてしまうのでありました。 　ふ、風呂!? はからずも“彼氏の身支度が終わるまで待たされるプレイ”を味わうこととなり、知らずに笑ってしまうのでした。 　ふいのコメントだったり、待たされだったり、不測の“ちょい足し”こそはジャニ配信の見どころなのかもしれません。 　今日、21日の21時からは山下智久さんのインスタライブがあります。 　いったいどんな楽しみがあるのか――!? ウキウキと、待ちたいと思います。 ＜文／みきーる　イラスト／二平瑞樹＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】