「体重と一緒に、友達も減った」28歳女性のダイエットが迷惑すぎる
ダイエットの基本は、「食事」と「運動」。太ってしまう原因となった食生活の改善なしに、ダイエットの成功はない――当たり前だとわかっていても、食事制限を習慣にするのはなかなか難しいものです。
そんな“節制”を人生のピンチとともにスタートさせたのが、筆者の友人であり、現在契約社員として働く華絵さん(仮名、28歳)です。彼女の試した、とんでもないダイエット法とは?
華絵さんがダイエットを始めたのは、会社をクビになり、少しの間人生の休暇を取ろうと考えたのがキッカケでした。
「働き詰めだった生活に疲れちゃって、思い切って半年くらい休みを取ることにしたんです。でも生活はカツカツで、休みを楽しむ余裕はありません。『金はないけど時間だけはある』状態になった私は、これを機に、働いている間に緩んだ体型を元に戻すことを決意。『オゴられダイエット』を始めて、周りの人に協力をお願いすることにしたんです」
オゴられダイエットとは一体……? 彼女のダイエットルールは以下の通りです。
「1人の時は、もやしや納豆、豆腐といったヘルシーかつ節約メニューで日々をしのぎます。そして友達とご飯に行くときだけ、しっかりガッツリ食べる……が、この時相手に『申し訳ないけど、オゴってくれない?』と事前に頼み、了承してもらった時だけ、友達のお金でガッツリ食べるというルールです」
つまり華絵さんは、オゴってもらえないなら外食が一切できません。また場合によっては「ご飯は自腹で払って、2軒目のカフェでのスイーツだけオゴってもらえるとかでもOK」と、していたそうです。
オゴった見返りでもない限り、その企画に乗る人はいないのでは……と思ったら、そこはまたきちんと考えられていました。
「オゴってくれた人には、当然何かしらの形で還元をしようと思っていました。純粋に何か困っているならお手伝いをします。そうではない人には、このダイエット中に作った料理のレシピや、体重変化のレポートを出すことを約束しました」
そうしたおもしろ要素も相まって、最初は彼女にご飯をごちそうする人も沢山いたそうです。しかし、「おもしろがる」という行為は、そう長くは続きませんよね。当然、だんだんと雲行きが怪しくなっていきました。
会社をクビになると同時にとんでもないダイエットを開始

オゴってくれたら「料理のレシピや体重のレポートを渡す」

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