三代目JSBの『Mステ』出演にアガった!2023年をどう駆け抜ける
トップバッターで出演し、「Welcome to TOKYO」を披露した2016年の年末放送が懐かしい。三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、「三代目JSB」)が、『ミュージックステーション』(以下、『Mステ』)に出演するとなると、自然と気持ちが高ぶる。
2023年2月10日の出演では、新曲「STARS」のパフォーマンスが大きな話題になった。再始動の2023年最初の大舞台としてこれ以上のものは望めないだろう。でも、“お祭り騒ぎ”は、まだまだはじまったばかり。
「イケメンとLDH」をこよなく愛する筆者・加賀谷健が、音楽チャート首位に輝く「STARS」を引っ提げた「三代目JSB」のお祭り騒ぎな2023年を読み解く。
「三代目JSB」再始動の2023年、年明け早々の1月5日に「この宇宙の片隅で」が先行リリース、同曲が収録されたシングル『STARS』が、2月1日にリリースされた。すると表題トラック「STARS」が初登場でビルボードの「JAPAN HOT 100」チャートで首位を獲得。このチャートインによって幸先よい再始動を記念するアンセム曲となった。
2月10日に放送された『Mステ』では、「STARS」をテレビ初披露。2時間スペシャルに登場した「三代目JSB」が刻む4つ打ちのリズムが、今こそ!とばかりにスタジオ内に響く。ミュージックビデオの演出同様、出だしでいきなり岩ちゃん(岩田剛典)の決め顔からパフォーマンスをスタートしたあたり、彼らの気合いの入り方が伝わる。
「三代目JSB」にとってはもはやお家芸であるEDMサウンドが特徴的な「STARS」は、2014年にレコード大賞を受賞した大ヒットナンバー「R.Y.U.S.E.I.」を手掛けたSTYによる書き下ろし。再始動なら絶対にこのサウンドしかないという勝算と威厳を感じるスタジオパフォーマンスだった。
そもそも考えてみてほしいのは、新曲をリリースすれば毎回必ずチャートの首位(ないしは上位にイン)に躍り出ることがどれだけすごいことかということだ。デビューまもないアーティストのデビューシングルが、初期衝動的な勢いでチャートのトップになったわけでもない。2010年デビューの「三代目JSB」は、2023年ですでに13年目に突入している。
丸12年間、メンバーチェンジをすることもなく、ひとつのグループが同じ体制で日本の音楽シーンのトップランナーであり続けていることが奇跡に近い。必然的にチャートインする「三代目JSB」は、再始動の年に安定“以上”の注目度を保ちながら王者としての絶対的な輝きを放っている。

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE (提供:LDH)