次は、不倫騒動でイメージが急落してしまった唐田えりか。もともと清純派の印象が強く、これといった代表作も思い浮かびません。新人賞を取り評価も高かった映画『寝ても覚めても』は、その後の騒動でもう色眼鏡なしでは観られないし……。
そんな彼女が、体当たりの演技で女優魂を見せつけています。
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画像:Netflixシリーズ『極悪女王』
ダンプ松本の同期であり、はじめは落ちこぼれだったがデビュー直後から人気を集め、ベビーフェイス(※)の国民的レスラーに上り詰める長与千種を演じています。(※プロレスにおける善玉を意味。ヒール=悪玉の対義語)
デビューの直後にライオネス飛鳥と試合し、その後ライオネス飛鳥とタッグチーム「クラッシュギャルズ」を結成。落ちこぼれだった彼女が、リングの上で少しずつ光を放っていく――ひと皮むけてスター性を纏っていく戦いぶりが、彼女をもう一人のヒロインたらしめました。そんな風に、
試合を重ねるごとに輝きが増していく唐田の様子に感動を覚えたのは、筆者だけではないはずです。
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画像:Netflixシリーズ『極悪女王』
欲を言えば、
もう少し声が張れるとプロレスラーとしての迫力が増したのでは?! と、感じましたが、今後の活躍を期待させる迫真の演技でした。