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BEAMS社内プロジェクトが防災ブランドとコラボしたヘルメットが「オシャレすぎる」納得の理由。開発者に話を聞くと

星の柄をあしらって“未来への希望”をイメージさせる

被ったところ

もちろん、被っても可愛い

――ラッキーチャームのような星柄をあしらうデザインになった理由は? 奥村:星を使うことで、未来への希望をイメージさせています。防災というとネガティブな状況を連想してしまうことも多いので、そうではなく「明るい未来が待ってるよ」という意味で星をあしらいました。 ――万に一つ災害にあうと、大変な日々が続くと思います。そういうときのために「いや、未来は明るいよ」というメッセージを込めたと。 奥村:そういうことです。星だけに“願い”という意味も含んでいます。「明日はこの星の柄で明るく過ごしていきましょう」という意味です。あと、このヘルメットを企画したBEAMSの社員は女性なんですね。だから、女性の方が手に取りやすいデザインにも仕上がりました。 ――この星の柄は、どのようにヘルメットにあしらったのでしょうか? 奥村:これはUV転写プリントという特殊技術です。ヘルメットは形状が丸いので、Tシャツにプリントする機械に入りません。だから、1個1個手作業で貼っていくんです。 ――手作業なんですか! 奥村:はい、人の手で貼ってるんです。だから、結構手が込んでいます(笑)。

“みせたい防災”は安全面でもプラスになる

インテリアとしてどう見えるか? も計算されている

インテリアとしてどう見えるか? も計算されている

――『飾れる防災ヘルメット』という商品名だけに、インテリアとして合わせやすいデザインも意識していますか? 奥村:もちろんです。ぶらさげて、目線より少し高い位置にある状態でヘルメットはどう見えるのか? そんなシチュエーションを想定し、星を配置しました。避難するときに必要なものなので、基本的には玄関に飾ることをイメージしています。 ――「みせる」「飾る」という要素は、もしかしたら防災のプラスになる? とも思いました。めったに使わないものだと奥にしまってしまうけど、目に見える場所にあればなにか起こったときにすぐ被れるし、「あそこにある」と普段から把握しやすいです。 奥村:そのとおりです。絵画を飾るのと同じ考え方ですよね。絵画は買ったら押入れにしまわないし、それと同じ感覚でヘルメット自体もインテリアとして見せてしまおうと。つまり、取りやすい場所にヘルメットがあるということです。
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ヘルメット上の“光る星”は防災面でもプラスに
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