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粗品が激推しのR-1王者「夢がない」説を打破してブレイクできるのか?TVスタッフ注目の意外な特技も

「R-1グランプリ2025」で見事に初優勝したピン芸人の「友田オレ」が、さまざまなテレビ番組やメディアに登場して注目されている。  友田は芸歴たった3年目の若手で、今回の「R-1グランプリ」では印象に残る歌ネタで見事に優勝。粗品の記録(当時26歳)を破り、史上最年少で優勝をかっさらった。  しかも、最終決戦では7票中5票を集める完璧に近い形で優勝し、実力の高さを見せつけることになった。

粗品が才能を認めた若手芸人

 友田は、福岡県出身で早稲田大学を卒業した高学歴芸人。大学時代にお笑いサークル「早稲田大学お笑い工房LUDO」に所属し、本格的に芸人としての活動をスタートさせる。  そんな友田の魅力のひとつは、芸人離れした歌のうまさにある。今回の「R-1グランプリ」で披露した「ないないなないなない音頭」も、妙なメロディーと美声が印象に残るネタ。絶妙にうまい歌声が気持ちの良いもので、これまでのR-1王者には無い特別な雰囲気を醸し出している。  そのセンスには、「R-1グランプリ」の放送でMCを務めた霜降り明星の粗品も大絶賛の声をあげた。  粗品は、自身のYouTubeチャンネル『粗品のロケ』に友田をゲストで招聘し、ネタについて激論を交わしている。  粗品は、友田がネタの中でネットミームとなる多くの人の夢に出てくると言われる「This Man」を取り扱ったことについて「あれをネタに、入れるという判断がめちゃくちゃ好き」と絶賛。  また、動画内では友田がユニットを組んで「M-1グランプリ」に挑戦する漫才コンビのネタにも言及し、とにかくフリを丁寧に作る友田の作り方に粗品が感心する場面があった。  今回の動画で友田のパーソナリティがしっかり粗品により紹介され、テレビ関係者や芸人において説明書となり扱いやすくなった。粗品が才能を認め、しっかりと売れるための準備を整えてくれたように見える。

友田オレはどのようにブレイクするのだろうか?

友田オレ

※『R-1グランプリ2025』公式サイトより引用

 そんな友田だが、今後はブレイクするのだろうか? まず、友田の一番の武器であるキャッチーな歌ネタはどんなテレビ番組でも通用する。 また、歌ネタはYouTubeやTikTokなどネットでもバズる可能性が大。  今回、R-1王者になったことにより知名度があがった中で、歌ネタをさらに進化させることができれば、長く活躍することになるだろう。  そして、友田は歌ネタだけではない魅力も秘めている。友田は、3月14日放送の『千原ジュニアの座王』(関西テレビ)に登場したが、即興ネタの強さも見せた。  さまざまなネタを芸人が一対一でバトルする『座王』は、昨今のバラエティの中でもお笑いレベルの高い番組だ。  その中で、友田は同じくR-1王者の田津原理音を相手に「モノマネ対決」に挑戦。「じじいモノマネ」として「屁をこく前とこいた後、合計2回謝るじじい」という、独特なセンスのモノマネを披露し、表現力の高さを見せ見事に田津原を撃破。
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「妙にオッサン臭いキャラ」に期待
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