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赤西仁、ステージ上で 「おしっこ行っていい?」

ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ  ジャニーズを離れたら、幸せになれないか? 否、そんなことはない。  それを体現しているのが、元KAT-TUNの赤西仁さんです。 赤西仁 赤西さんは2014年にジャニーズ事務所を退所後、ソロ活動を開始しました。当初はライブハウスやホール公演が主でしたが、徐々に集客を伸ばし、先日は初のアリーナ公演を実現。同公演は、全国の映画館でライブビューイングもされました。  客層は、おしゃれな女性やカップルが半分。あとの半分は、美しくも慈愛に満ちたマダム層が占めています。  赤西さんの、何がそんなにマダムに響くのか? それは、天然モノの“いとけなさ”!  赤西仁とは、32歳の幼子(おさなご)なのです。

「バナナって柑橘?」

 ツアーファイナルとなった「JIN AKANISHI LIVE TOUR 2016 ~Audio Fashion Special~in MAKUHARI」の会場は、幕張メッセ・イベントホール。開演前からDJが場を盛り上げ、きらびやかにレーザーが舞う。  スタイリッシュなクラブシーンで、主役たる赤西さんときたら、 「ね、ちょっとおしっこ行っていい?」  自由にもほどがあるのですが、ファンの目は温かくおだやか。「いいよー!」とか言いながら、むしろ目尻が下がっています。で、おしっこから戻ったあとも、 「バナナって柑橘? 違う? すっぱいのが柑橘? じゃ、梅干しも柑橘?」  などと言ってのけ、客席を悶えさせたのです。  ほかにも、「iPhoneが壊れたので新しいのを買いに行くも、“45分後に新しいのをお渡しできます”と言われ、そんなに待つのはイヤだから壊れたのを使い続けてる」などとトンチキなエピソードが披露され、またしても客席は「フフッ」とぬくもりました。

大人になった理想の息子

 そういえばジャニーズJr.時代、「ファンにマクドナルドのトレイをプレゼントされウキウキするも、“店員を呼ぶピンポンボタン”をもらったときは顔をしかめた」という逸話がありました。今も、彼にしかわからない美学があるのだと思います。  大人になるほど理性という鋳型にはめられる無邪気を、無傷でその身に宿す唯一の男。  媚びる気もない低周波でかすれた色気を孕(はら)む声。 「口、閉じなさい!(閉じないで)」と言いたくなる、ゆるく開いた困った唇。  美しい、美しい顔。 ……でも32歳で一児の父。  赤西さんはマダムにとって、“大人になった理想の息子”そのもの。どうかいつまでもたぶらかして……!  心から、そう願わずにはいられません。 ●JIN AKANISHI公式サイト <TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【みきーる】 みきーるジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニヲタあるある』(アスペクト)『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。Twitterアカウント:@mikiru公式ブログ『俯瞰! ジャニヲタ百景』
みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!
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ジャニヲタあるある+(プラス)

ジャニヲタ歴20年超の著者が、長年のヲタ活動を経て体験してきた「コンサートあるある」「テレビあるある」などを描き出します。

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